なんの知識もないけど庭のオリーブからオイルを搾りたいというささやかな夢は、どうすれば実現するのか、収穫から1週間たっても、苦味を抜く作業ばかりで全然前に進まない大変さに、もうすっかりあきらめていました。一番簡単そうだった塩水漬けでさえも、複雑な下ごしらえが必要です。総合解説「で紹介した『サーレ・エ・ペペ』の編集長は、近所の搾油所に持ち込めばなんとかなる、と思っていたようですが。イタリア人のこのなんとかなるさという前向きの考え方、好きだなあ。
そもそも搾油所(フラントイオfrantoio)て何でしょう。オリーブを砕いて押し潰してオイルを搾り取るところです。
家族経営の小さなフラントイオ。
これこれ、これがないと。
編集長のやたら前向きの考えも、こんなフラントイオが近所にあったから生まれたんですね。
この過程が家庭でできてしまうビンビーのふらんといお。
オリーブの実がたっぷり収穫できる人はこれだ。
ようやく自家製オリーブオイル作りの動画発見。
オリーブをハンドブレンダーで潰してペースト状にする。
鍋に入れて中火で5~10分熱する。
網にチーズ用のフィルター布をのせてこしきを作る。ここにスプーンでペーストをのせ、
冷めたら布できつく包んで絞る。
一晩置いて表面のオイルと水分70mlを分離させる。
オリーブペース50gから取れるオイルは50ml。
涙がでそうなくらいちょっと。
チーズ作りと似たような作り方と道具ですね。
チーズとオイルが自家製できるなんて。
動画を探していて気が付きました。世界中の人が試行錯誤をしながら自己流でオイルを絞ってます。
この動画はモロッコ流
今回の、自家製オリーブオイルを作りたいという編集長のエッセイ。
地中海地域という気候に恵まれていて、近所に小さなフラントイオがある、というオリーブオイルの食文化圏で。大農場でオリーブを長年栽培している叔母さんがいれば、その夢もかなうかも。でも決して軽い気持ちでは手を出せないです。
バックアップがなにもないとこうなる。
要は、潰して絞るんだよね。
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“サーレ・エ・ペペ編集長のエッセイは、総合解説2017年11/12月号p.11に載っています。
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2019年11月5日火曜日
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