2025年6月13日金曜日

山小屋のチーズ、アジアーゴ、リチェッタのベースは、代表的な山の料理、フォンドゥータ。

今日はアジアーゴのリチェッタ。
(CIR2月号)のリチェッタは、“アジアーゴのスフォルマティーニ、フォンドゥータがけ”。

アジアーゴのフォンドゥータ。(日本語のリチェッタはP.26)

アジアーゴはベネトのチーズですが、ご存じの通り、ベネチアのあるベネトは海、潟、高原、山と、とても地形のバリエーションが多い地方。
アジアーゴもテーブルチーズタイプのフレスコから、標高600m以上で作るアジアーゴ・ダルペッジョまで、様々。一番地元との結びつきが強い本格派は山小屋のアジアーゴ、アジアーゴ・ディ・マルガ。

アジアーゴ・ディ・マルガのリストランテの料理。

さてフォンドゥータですが、これは代表的な山の料理。中でも知られているのがヴァッレ・ダオスタのフォンドゥータ。フォンティーナを使った名物。

ヴアッレダオスタ風フォンドゥータ

・フォンティーナは皮を取って薄く切り、小角切りにする。鍋に入れて牛乳をかけ、2時間浸す。
・鍋を弱火にかけ、バターを加えてチーズを溶かす。
・卵黄を加え、最低30分混ぜながら煮る。
・火を止めて専用の加熱部分のついたフォンデュー鍋に、または保温できるようにオーブンで熱した陶器の浅鍋に入れてサーブする。

フォンドゥータの食べ方。


アジアーゴのフォンドゥータ


材料/
バター・・30g
生クリーム・・300ml
アジアーゴ・・300g

・鍋にバターを溶かして生クリームを加え、弱火で2分熱する。
・アジアーゴを加えて溶かし、保温する。
・パンを1㎝にスライスする。オリーブオイル、塩、こしょうで調味し、200℃のオーブンで10分焼く。

アジアーゴのフォンドゥータ、ポレンタ添え

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。イタリアの地方料理の本としては最高の雑誌です。
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