2018年11月12日月曜日

硬質小麦粉と地元の地下水で作るグラニャーノのパスタ

今月のメイド・イン・イタリーの食材は、グラニャーノのパスタ。
何度も取り上げてきた話題です。

グラニャーノがパスタの町になったのは、1841年に地すべりが起きたのがきっかけでした。

そういえば、今年のヴェネチアは大変なことになってるようですね。
店も客も根性ありすぎ
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大量生産の時代を迎えて町の主要な産業になっていたパスタのために、グラニャーノは災害復興もパスタ産業優先で考え、町のメインストリートをパスタを大量に乾燥させやすいように作り変えたのでした。

グラニャーノを車で通り抜けるタイムラスプ動画。
こ怖~い。
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どこがどうパスタ向きなのか、素人目にはまったくわからない。

さらに、1861年のイタリア統一後は、グラニャーノを来訪する王様のためにグラニャーノまで鉄道が通り、パスタを北イタリアに運ぶことができるようになりました。

グラニャーノのパスタの原料はタンパク質の含有量が多い硬質小麦のセモリナ粉と地元の地下水。
水源のラッタリ山地
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麺はモダンなテフロン製ではなく伝統のブロンズ製のダイスを通し、40~80℃でゆっくり、最高で60時間かけて乾燥させます。

アルティジャナーレと大量生産とが適度にミックスされているのがグラニャーノのパスタ。

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“グラニャーノのパスタ”の記事の日本語訳は、「総合解説」2018年6月号に載っています。
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