2018年7月6日金曜日

ポレンタのケーキ

今日のお題はスイート・ポレンタ。
とうもろこしの粉のドルチェです。

とうもろこしの粉にはグルテンがないのが大きな特徴ですが、グルテンがないので、そのままでは小麦粉のようにはつながりません。
バター、卵、コーンスターチなど他の粉を加えてとろみをつけます。

ポレンタの本場と言えば、ヴェネト。
とうもろこしのドルチェもたくさんあります。

ビスコッティのザレッティ、ドライフルーツ入りのエピファニアのケーキ、ピンツァ、ポレンタのフリッテッレのフリトレなど。
ピンツァ
 ↓



総合解説」の1つ目のリチェッタは、白いとうもろこしの粉を使ったケーキ。最初にとうもろこしの粉をミキサーにかけて細かくしてから使います。
2つ目はコーンフラワーとりんごとアーモンドのケーキ。
3つ目はコーングリッツとチョコレートのケーキ。

番外編はアモール・ポレンタ。
別名ドルチェ・ディ・ヴァレーゼとも呼ばれるロンバルディアのドルチェ。
細かいとうもろこしの粉とアーモンドパウダー入りのプラムケーキ。
材料をただ混ぜて、独特のとい型に入れて焼くだけ。
ざらざらした舌触りは、モディカのチョコレートに似ているかも。

とうもろこしを料理に使う伝統がある地方はヴェネト、ピエモンテ、ロンバルディアなどの北イタリア。

ピエモンテのとうもろこしの粉のビスコッティ、パスタ・ディ・メリガは、
甘口ワインやザバイオーネに添えます。

ポレンタのドルチェで有名なのはベルガモのポレンタ・エ・オゼイ。



北イタリアにもこんなに素朴なドルチェがあるんですね。


-------------------------------------------------------
“スイート・ポレンタ”のリチェッタの日本語訳は「総合解説」2016年2月号に載っています。
書籍リスト
 [creapasso.comへ戻る] =====================================

0 件のコメント:

古代小麦の対極にあるのは、収穫量が多くて機械化に適した、たっぷりの肥料や殺虫剤を必要とする小麦。

今月の(CIR)のリチェッタ、ブリーモの1品目は、“パプリカとサルシッチャのソースのファッロのタリオリーニ” パスタの原料は、軟質小麦粉か硬質小麦粉、最近では、ファッロの粉というパスタも増えています。 ファッロは古代小麦の一種。 剝きにくい薄皮で覆われています。 ファッロには3種...