今月の“グルメガイド”はシラクーザ。
シチリアの東側にある町で、紀元前8世紀に創られたギリシャの植民都市。
それでは、記事のビジュアルガイド、スタートです。
まず、市民に“岩礁”と呼ばれるオルティージャとは、こんなところ。
美しいところですねー。
古代シラクーザのシンボル、アレトゥーサの泉があります。
ギリシャ神話の神、アルフェオスから逃れるために、アレトゥーザのニンフが川になってここに湧き出た、つまり何世紀も前からニンフが住んでいると伝えられている池です。
オルティージャの先端には、プーリアの世界遺産、カステル・デル・モンテを建てたことでも知られるシチリア王のフェデリコ2世が建てたマニアーチェ城があります。
ちなみにカステル・デル・モンテはこんな城。
ミステリアスな城として、世界中の人々を魅了する不思議な城です。
フェデリコ2世は、神聖ローマ皇帝でもありました。
城の建設以外にも様々な功績があって、偉大な君主として知られています。
プーリアを旅する時は、彼の偉業を常に目にしますが、シチリアにもあったのですねー。
シラクーザ、いい街に違いない。
シラクーザの市場。
フェデリコ2世つながりのせいか、プーリアのような空気を感じる街です。
シラクーザを訪れたらプーリアに北上して、アンドリアで絶品のブッラータを食べて、郊外のカステル・デル・モンテ城を訪れることをおすすめします。
-------------------------------------------------------
“グルメ旅~シラクーザ”の日本語訳は「総合解説」2016年3月号に載っています。
「書籍ガイド」
[creapasso.comへ戻る]
=====================================
2018年7月27日金曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
古代小麦の対極にあるのは、収穫量が多くて機械化に適した、たっぷりの肥料や殺虫剤を必要とする小麦。
今月の(CIR)のリチェッタ、ブリーモの1品目は、“パプリカとサルシッチャのソースのファッロのタリオリーニ” パスタの原料は、軟質小麦粉か硬質小麦粉、最近では、ファッロの粉というパスタも増えています。 ファッロは古代小麦の一種。 剝きにくい薄皮で覆われています。 ファッロには3種...
-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
今日はブラザートの話。 『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。 バローロのブラザート, photo by Silvio 記事によると、 ブラザート brasato は、イタリア語で「炭」という意味の“ブラーチェ brace ”の古い呼び方、“ブラーザ brasa ”が...
-
今日のお題はプリーモピアット。今月の「 総合解説 」P.5の料理です。 スパゲッティなんですが、料理名がやたらカッコイイ。 “アサシンのスパゲッティspaghetti all'asssassina”だって。 初めて聞きました。 聞いたこともない料理だったのに、逆にnetに...
0 件のコメント:
コメントを投稿