ガンベロ・ロッソの『ヴィーニ・ディ・イタリア2015』、今日は白ワイン・オブ・ジ・イヤーの話。
ベスト白ワインに選ばれたのは、
“トレッビアーノ・ダブルッツォ・ヴィニャ・ディ・カペストラノ2012/ヴァッレ・レアーレ”。
トレッビアーノかあ。
赤と同じで、いまいち盛り上がりに欠けそう。
いや、そんなこともない。
このワインの注目ポイントは造り手のようです。
ヴァッレ・レアーレは職人気質のカンティーナで、ワイン造りにあまり適さないラクイラにヴェローナからやってきて、その厳しさに魅入られたレオナルド・ピッツォーロが率いるカンティーナ。
ヴァッレ・レアーレのワインを説明するレオナルド・ピッツォーロ氏。
↓
気のせいか、気候の厳しさを説明する口調がうれしそう。
ガンベロ・ロッソによると、後にトレンドとなるビオダイナミック農法を取り入れた初期のワインだそうです。
BIBENDAのオスカー・デル・ヴィーノ2014のベスト白ワイン部門にもノミネートされています。
同じトレッビアーノ・ダブルッツォでも、こちらはヴィニェート・ポポリ。
他にアブルッッォと言えば、モンテプルチャーノ・ダブルッツォですが、こちらも注目されています。
つまり、このカンティーナのワインは全部注目つーことのようですね。
しかも、ガンベロ・ロッソのベスト白ワインに選ばれたヴィニャ・ディ・カペストラ2012はまだ若いけれど、2010年はすでに小さなグランデワインの片鱗を見せているんだそうですよ。
つまり、2012年にこだわることもないかも。
おまけです。超素敵なモンテプルチャーノ・ダブルッッォのPVをどうぞ。
聖地巡礼したくなるワインのPVだなあ。
もう一つおまけ、アブルッツォの名物。
↓
-------------------------------------------------------
“ヴィーニ・ディ・イタリア2015”の記事の日本語訳は、「総合解説」13/14年11月号に載っています。
[creapasso.comへ戻る]
=====================================
2017年2月23日木曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
プーリアのロゼの中心地、サレント地方を代表するぶどう、ネグロアマーロ。
プーリアのロゼワインの話、今日のお題はネグロアマーロです。 サレントの王様、ネグロ・アマーロ。 サレント地方のネグロアマーロの収穫。 少し前まで、プーリアのワインはブレンド用のワインでした。ネグロ・アマーロは、主に北部やフランスのワインの色付けのために用いられていました。 サレン...
-
今日は、イタリア料理業界の最先端とは無縁の地方の村を紹介します。 ずばり、バジリカータのポッリーノ国立公園です。 イタリア人でさえ、よく知らないというバジリカータの、国立公園の、標高1000m以上の山の中にあるド田舎、もとい、大自然に囲まれた古くて素晴らしい集落です。 ...
-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
今日のお題は豚肉のリブロースのグリルです。 イタリアで子羊肉のアッロスティチーニが大流行している様子を見るにつけ、羊飼いのいない日本ではなあ・・・、と思うのですが、子羊以外にも炭焼きグリルにすると美味しい肉、もちろんあります。 イタリアのバーべキューの定番は、豚肉のコスティーネ、...
0 件のコメント:
コメントを投稿