2026年2月5日木曜日

山のチーズ

山の料理の話、今日のお題はチーズ。
山では牛を飼育して暮らし、まれに山羊も飼った。ミルクから作ったのはバターやチーズ。ミルクが出ない豚は、山の暮らしには縁がない。そう言えば移牧をする豚なんて見たことない。
ヤギのチーズ作りは大抵が自からヤギを飼い、販売も行う小さな酪農場の製品。

山のチーズの主役はやっぱり牛乳のチーズ。

移牧は山のチーズには欠かせない文化。

天空の牛飼い。牛と共に人生の大半を過ごし、俗世間とは無縁。山の生活を語る彼の足元で忠実な相棒のワンコが熟睡してる。

こういう動画を見ると、山のチーズが食べたくなる。

パルミジャーノはポー河沿岸地方のチーズ。13世紀ごろ開拓が進んで水と牛の飼料となる草が豊富にあった。そのため乳牛の飼育が盛んに行われた。修道院では豊富な牛乳を使ったチーズ造りの技術が発達する。修道院では長旅をする大勢の巡礼者に食料を提供していたので、大型の日持ちのするチーズが必要だった。そこで作り出されたのがパルミジャーノ。

南イタリアの代表的チーズ、モッツァレラは、水牛のパスタ・フィラータチーズ。地中海の水牛はかなりワイルドな牛だけど、アルプスで生きて行けるかなあ。
パスタ・フィラータは型押しするのではなく、糸を紡ぐ(フィラータ)ように成形するところからこの名がついたチーズで、糸状にさける触感。その製法は、牛乳に含まれるたんぱく質の主要成分カゼインが、特定の温度の元で起こす変化を利用したイタリア独特のチーズ。

私的にはアルプスのヤギが大好き。


なんとアルプスでもミルクが出ない黒豚を飼育してた。

さすがにアルプスに羊はいな。多分。自信ないけど。

北のチーズの象徴は、フォンティーナ。

そしてその料理はフォンドゥータ。

山のチーズはかなり面白い話。次回に続くかも。


この話は、(CIR2023年8月号)の記事、“アルプスのおもてなし”の解説です。記事の日本語訳と写真はP.28。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』という地方料理の本としては最高の雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。

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この話は、(CIR2023年8月号)の記事、“アルプスのおもてなし”の解説です。記事の日本語訳と写真はP.28。

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週末はクレアパッソのお薦め本の紹介。
スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』

【地方料理、シリーズ】

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山のチーズは牧草の香りのチーズ。アルティジャナーレなマルガのチーズ、バター。

今日のお題は“山のチーズ”。 標高40mの地に住んでいると、ヨーロッパアルプスの最高峰、標高4800mのモンブランの麓にある山岳リゾート、クールマイヨールのおもてなし、と言われても、ピンとこないなあ。 でも、ここ数日動画を見漁っただけでも分かってきました。この地方は高級リゾート地...