2024年1月10日水曜日

カゼルタのもう一人のカリスマ・ピッツァイオーロ、フランチェスコ・マルトゥッチは10歳で皿洗いから始めた叩き上げ。でも近頃は、伝統と新しさだけじゃ、世界一にはなれない。

今日はカゼルタのもう一人のカリスマ、ピッツァイオーロ、フランチェスコ・マルトゥッチFrancesco Martucciの話題。



彼のカゼルタのピッツェリアは、ピッツェリア・イ・マサニエッリi Masanielli。彼は10
歳でピッツェリアの皿洗いから始めたと言う叩き上げ。


上の動画は彼が世界一に選ばれた瞬間。
彼がナンバーワンピッツァイオーロに選ばれて以来、ネットには、カゼルタで世界一のピッツァ食べてみたいという好奇心と期待に満ちた人や動画があふれています。
まさに時代の寵児。

デグスタツィオーネメニューもあるんですね。

きのうはナポリピッツァとは、について説明しましたが、地中海の食文化の上にあるピッツァ、ということを忘れずに彼のピッツァをご覧ください。彼のピッツァは、ナポリピッツァであることを超えて、フランチェスコ・マルトゥッチという人物の個性や知性の上になりたっているピッツァです。
人が食べてるところを見てるだけで、よだれが・・・。彼のピッツァは本物だあ。
世界一のピッツァ食べるなら、今じゃ、ナポリじゃなくてカゼルタに行くんだなあ。
世界中から注目されて移り変わりの激しいナポリピッツァの世界ですが、世界の目を彼に引き寄せたピッツァは、伝統を尊重した新しくて難しいピッツァです。伝統的と新しいだけじゃ、今時、世界一にはなれない。ポイントは難しさ。頭良くないと理解できないです。もうすでに、かなりぐったりです。

ナポリはピッツァの中心地だけど、わたしのピッツァはカゼルタのピッツァです、と断言するフランチェスコ。食材もカゼルタ産。さらにフランチェスコのピッツァは軽いのも特徴。ひと昔前は重いピッツァが主流でした。彼のピッツァは胃がもたれることなく、食べた後もよく眠れる。彼はよく眠れるピッツァを作るにはどうすればよいのかを、夜も眠らずに考えたそうです。

難しいピッツァの話、次回に続く。

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