2025年4月28日月曜日

ハリーズバーのミネストラの主役は、電動カッターではなく人間の速さで刻んだ野菜。ミネストラは野菜の美味しさを引き立てる料理。

(CIR1月号)の料理、今日のお題は、“パスタ・ファジョーリ・エ・コッツェ”。
パスタ・エ・ファジョーリは、イタリアの典型的で素朴な伝統的パスタ。
どこの地方の料理かと言えば、イタリア各地にある料理ですが、特にインゲン豆のファンが多いヴェネトでしょうか。
ヴェネトの庶民料理を初めてレストランで出した店、ハリーズバーの本、『ハリーズバー』は、創業者アリーゴ・チプリアーニの息子、ジュゼッペが書いた本。

「この古くて普遍的なスペチャリタのファンはベネチアに多い」
とあります。生の豆がいいという人と乾燥豆派がいて、生のボルロッティやラモン豆が出回る夏には、最高の料理と書いています。

生のボルロッティ

ラモンのインゲン豆はとても人気の高いいんげん豆。

そう言えば、ハリーズバーの本にはサンドイッチの章があり、ぷっくり膨れた美味しそうなサンドイッチが並んでいます。ズッパの章には、私にとって理想的なミネストラは野菜の美味しさを引き立てる料理だ、と語っています。個人的には小麦粉を加えてとろみを強くした料理は好きではなく、ハリーズ・バーのデリケートでクリーミーなミネストラは、、小さなじゃがいもを加えているそうです。
さらには子供の頃からミネストラが嫌いだったと告白もしています。でも、唯一の例外が、ヴェローナに住む叔母さんが作るミネストラで、それはすべての野菜を電動のカッターではなく、手で刻んだ料理でした。私の店、ハリーズバーでもこの方法を取り入れて、人間の速さで刻んだ野菜で造っています。

ベネト風パスタ・エ・ファジョーリ。

農家風野菜のミネストローネ。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。イタリアの地方料理の本としては最高の雑誌です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2022年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~12月号です。
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