今日はこの時期にはお約束の話題、カーニバルの話。
Carnevale Venezia 2009 14 / #simo#
カーニバルは、そもそもキリスト教のお祭りなので、すごく楽しそうだけど、日本にはなじまないですねえ。
そもそも、カーニバルって、いつやるの?
なんでも一般的には、公現日から四旬節の最初の日曜日までだそうで。
なんのことやら。
wikiでも見てちょ。
で、カーニバルって何?
断食とか禁欲的なことをする前のバカ騒ぎ的な?
なんてこと考えていましたが、なんと、『ア・ターヴォラ』によると、キリスト教徒のみなさんは、カーニバル最終日の太った火曜日(マルテディ・グラッソ)に、カーニバルの王様の人形を燃やして祭りの終焉を告げ、四旬節の始まりを宣言します。これりによって冬が終わり、畑に戻る生活が始まるんだそうです。
は、畑に戻るなんて発想、なかったなあ。
ちなみに今年のマルテディ・グラッソは3月4日。
去年は2月12日、来年は2月17日。
カーニバルは終わる日も重要だったんですねー。
有名なヴィァレッジョのカーニバルの2013年のマルテディ・グラッソ。
いやー、盛大ですねー。
オリンピックの開会式みたい。
↓
こちらはもっとローカルなマルデディ・グラッソ。
地元密着の小さなお祭りも趣があっていいですねえ。
↓
ヨーロッパで農民をやるのなら、クリスマス、カーニバル、復活祭は、季節の変わり目を祝う大切なお祭りなんですね。
今年はカーニバルにオリンピックが重なって、日本人でも少しは畑に戻る気分が理解できるかも。
今年のヴェネチアのカーニバルは、2月15日から3月4日まで。
ヴェネチアの人はオリンピックどころじゃないかも。
ヴェネチアのカーニバルのサイト
カーニバル前にすでに盛りあがってます。
カーニバルは混みすぎて引くけど、この時期ならゆっくり楽しめそう。
いいなあ。
行きたいなあ。
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関連雑誌;『ア・ターヴォラ』2012年2月号、“カルネヴァーレ”の解説は、「総合解説」2012年2月号に載っています。
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