今日は、入荷したての本、『マンマミーアMammaMIa』の話。
この本は、その名の通り、イタリアのマンマの味の料理書です。
意外なことに、イタリアのおふくろの味がテーマの料理書って、あまり多くないんですよね。
しかも、グルマン世界料理書賞を獲得するほど本格的で、見ごたえのある美しい本。
イタリア人にとってのおふくろの味は、どんな料理なのか。
伝統料理=地方料理と家庭料理はどう違うのか。
料理の背景にある家族の記憶とは。
などなど。
イタリア料理を勉強されている人には、お勧めの一冊です。
この本の最初の1品は、「パーネ・フリット」。
レストランでは絶対にお目にかかれない料理ですねー。
そのページには、こう書かれています。
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この料理を作る理由は、少なくとも2つある。
買い物に行く時間がなくて、家にパンと卵しかない時。
それと、母親が、おやつ代わりにこの料理を作ったくれたことを思い出して昔の味が懐かしくなった時だ。
材料/4人分
硬くなったパーネ・カゼレッチョ500g、牛乳250ml、卵3個
イタリアンパセリ1束、00タイプの小麦粉大さじ2、揚げ油、塩、こしょう
パンは皮を取ってスライスし、牛乳にさっと浸す。牛乳が完全に染み込まないようにする。
小麦粉、溶き卵(塩少々、イタリアンパセリのみじん切り、こしょうを加える)の順に両面につけ、たっぷりの熱い油で揚げる。
焼き色が付いたらシートで油をきり、熱いうちに食べる。
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そして、厚さも形も違う黄金色のパーネ・フリットが、素焼きの民芸調の皿の上に、3枚どーんと重ねられた飾り気のない写真。
いわばイタリア風フレンチトースト。
イタリア中のお母さんが作る料理だけあって、動画もたくさんありますが、バリエーションも豊富です。
こちらの動画では卵にチーズも加えて仕上げにパン粉をまぶします。
↓
254ページには、可愛い赤ちゃんがケーキサーバーをつかんで椅子の上に立ち、テーブルの上の、太いろうそくが1本立てられたケーキらしきものを睨んでいる写真。
ケーキに向かってばっと広げた左手で何をしようとしているのか、気になります。
こちらのページ。
このページには、こんなことが書いてあります。
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ルーカの最初の誕生日には、ホイップクリームのケーキが用意されました。
ところが彼はこれが好きでなかったようで、全部テーブルクロスの上に塗ってしまったのです。
それ以来、我が家では子供の誕生日のケーキは、クロスタータかお米のケーキになりました。
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ドルチェはどれも美味しそうで子供が喜びそう!
お母さんたちの本領発揮です。
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2013年8月22日木曜日
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