最初の記事は、“マッケロンチーニ・ディ・カンポフィローネ”です。
こんなパスタ。 アップで。 マッケロンチーニのカルボナーラ。
カンポフィローネはマルケ州フェルモ県のはしっこにある海に近い町です。
海には近いけど、標高は約200mあります。
町の主な産業はマッケロンチーニ作り。
おそらく、この町で一番国際的に有名な物なんでしょうねえ。
毎年8月最初の週末に、マッケロンチーニ祭りが開かれます。
2011年のsagra。
00:40頃、真っ白いシャツにズボン、真っ白いエプロン、真っ白いテーブルクロスで、真っ赤なトマトソースのロングパスタを食べてますよー。
イタリア人にしかできないちょいキザで挑発的なファッションセンスですねえ。
素人なら、食べ終わることろには全身真っ赤なシミだらけですよ。
食べ方もお見事。
フォークにたっぷり巻きつけて、前を向いてガバッと口を開けてパクッと食べる。
ズズッと吸い込まず、途中で噛み切ってボトッと皿に落とさない。
台の上でパスタとソースをあえるのも初めて見ました、あ、鉄板焼きの焼きそばと同じか。
真っ赤なトマトソースの極細麺とフライドポテトの組み合わせ、美味しそう。
↓
この軟質小麦粉と卵のパスタについては、以前にもブログで取り上げたことがあります。
こちら。
ふーん、こんな由来があるんだあ(すっかり忘れてた)。
それでは、今回の記事ではどんなことが新たに分かったかと言うと、マッケロンチーニという名前が、イタリア人にとっても違和感があるものだとうこと。
マッケロンチーニはマッケローニの縮小形です。
マッケローニは、穴あきショートパスタ、いわゆるマカロニのこと。
なぜ、穴もないロングパスタにこの名前?
その答えは次回です。
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関連誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2011年7月号、“マッケロンチーニ・ディ・カンポフィローネ”の解説は、「総合解説」2011年7月号に載っています。
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