今日のお題は、今月の「総合解説」の観光ガイドの記事で取り上げた町、ヴィチェンツァです。
貿易輸出額はミラノ、トリノに次ぐイタリア第3の都市で、世界遺産にも認定されています。
何が認定されたかと言うと、パッラーディオというイタリアを代表する大建築家が設計した別荘の傑作が、この町にはたくさん残っているのです。
別荘だけでなく、公会堂や劇場の設計もしているので、この町の観光名所を巡るというのは、パッラーディオの作品巡りをするということになります。
なので、ヴィチェンツァに行く前に軽く予習をしておくと町への理解が深まりそうです。
世界遺産のパッラーディオの別荘
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代表作の一つ、ラ・ロトンダ。
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ローマのパンテオンから影響を受けたこの邸宅は、のちにアメリカのホワイトハウスにも影響を与えました。
4面にファサードがある正方形の建物。
丘の上に凛と立つ優雅な姿は、強く印象に残りますねー。
ホワイトハウス
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ヴィチェンツァ料理と言えば、名前にヴィチェンツァ風とついているバカラのヴィチェンツァ風。
ストッカフィッソを使うので、バッカラではなくバカラと言います。
ストッカフィッソは戻すのに1週間かかるんだそうです。
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“ヴィチェンツァ”の記事の日本語訳は「総合解説」2012年11月号に載っています。
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2015年6月12日金曜日
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