今日はワインの話。
いえ、正確に言えば、ワイナリーの経営者の話。
『V&S』の解説です。
ベッラヴィスタと言えば?
東京ディズニーシー!と答える人もいるかもしれませんが、今回はワインの話でお願いします。
そう、フランチャコルタですよね。
ベッラヴィスタは、スプマンテブームの火付け役にもなったカンティーナ。
そのスプマンテは、イタリアワインにしてはかなり都会的でスタイリッシュで上質。
カンティーナ内のベッラヴィスタのロゴマーク。
元祖デコ電?
自社のwebページでの製品紹介の写真もこんなにお洒落!
ベッラヴィスタの経営者は、ヴィットーリオ・モレッティ氏。
建築、ワイン、高級ホテルにゴルフクラブ、ヨット製造などを柱とするテッラ・モレッティというグループ企業の総帥です。
ワイナリーはベッラヴィスタ以外にもいくつか経営しています。
モレッティ氏の経営手腕はかなり注目されていて、2009年には伝記本も出版されました。
それによると、彼は1941年生まれ。
モレッティ家は建築業と農業を生業とする一族で、彼も左官の仕事から始めたのだそうです。
そして1967年に最初の事業、プレハブ建築業を始めます。
ワイン造りを始めたのは10年後の1977年。
それがベッラヴィスタでした。
そしてさらに10年後の1987年には、同じくフランチャコルタでコンターディ・コスタルディ(webページ)というカンティーナを始めます。
そしてまたまた10年後の1997年、今度はトスカーナのリヴォルノ県にペトラ(webページ)というカンティーナを造りました。
その間、85年には造船所も造って豪華ヨットを製造。
レストラン業では、93年にはグアルティエーロ・マルケージをラルベレータ(webページ)に、2001年にはアラン・デュカスをトラットリーア・トスカーナ(webページ)に迎えるという、イタリアとフランスの2大巨匠を相手に離れ業を披露。
どちらもグループが経営する高級ホテルのレストランです。
↓ベッラヴィスタ、コンターディ・カスタルディ、ラルベレータ。
ヴィットーリオ・モレッティの帝国のほんの一部。
↓ペトラ
建築とワインの哲学を融合させたカンティーナが有名。
ベッラヴィスタのスプマンテの中には、ヴィットーリオ・モレッティというワインもあります。
なんとかなりのお値段のよう(90~100ユーロ)。
やっぱり大物が飲むのにふさわしいスプマンテなんでしょうねえ。
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関連誌;『V&S』2008年12月号
ヴィットーリオ・モレッティ(ベッラヴィスタ)の記事は「総合解説」'07&'08年12月号に載っています。
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2011年5月9日月曜日
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3 件のコメント:
全然関係ないんですが、ベッラヴィスタというと、私の場合、ガルダ湖のマルチェージネで行ったレストランを思い出します。
なぜかといえば、カルネ・サラータを初めて食べたところだから。コルティナ在住の友人がこれが楽しみで楽しみで仕方ないと言っていたのを思い出します。今考えると生肉w
そういえば、フランチャコルタではないのですが、オルトレポーのロゼ、すごくおいしかった記憶が。
くるりさん
そう言えば私も大昔にピエモンテのベッラヴィスタというレストランに行ったことがあります。
生肉食べましたか。
イタリアの人は食べますよねえ。
日本でこれだけ騒動になると、イタリアの料理でも日本人は生肉には当分手が出ないかも・・・。
オルトレポーのロゼですね。
メモメモ。
すいません、つい最近馬タンの生肉を食べたばかり。懲りてないw
タンも食べたい、ユッケも食べたい→で、馬タン刺という結論。どないやねん
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