2010年10月12日火曜日

ジェラートの話、その4

ジェラートの話、続けます。

パルマに美味しいジェラテリーアがありますよ~、と情報をいただきました。
Italiamamaさん、Grazie!!

ピンボケで申し訳ないのですが、パルマのドゥオモの横、「K 2」(カッパ ドゥエ)というジェラテリア、毎日のように食べていたので、すっかりお店の人と顔なじみになりました。
グロムもパルマにはありましたが、私はこちらの方が気に入っていました。
本来は、2種類のGeratoをバラの花びらにようにきれいに盛り付けていてまさに、芸術的なのですが写真ではよくわからず残念です。
Italiamama 












ほお~、バラの花のように盛るんですね。
アップで

こちらは3種盛り。

さすがは本場、色んなジェラテリーアがありますねえ。


さて、前回紹介した動画、『Storia del Gelato』ですが、これには続きがあります。

こちらはPart2。
まず、映画監督のアンソニー・ミンゲラが、イギリスに渡った移民の職業について、こう語っています。
「中国人はクリーニング屋、インド人はレストラン、そしてイタリア人はジェラート売りと言うのが一般的でした」

次に、ジェラート研究の第一人者と言われる人物が、ジェラートの考案者について、カテリーナ・デ・メディチの料理人説、マルコ・ポーロ説、ベルナルド・ブオンタレンティ説は、全て単なる言い伝えで、何の根拠もない、ときっぱり切り捨てています。
さらに、コーンが発明されたのは1904年のセントルイス万博、という有名な説も、1807年に描かれた版画に、コーンに入ったジェラートを食べる女性が描かれているのを見せて、ばっさり。
結局、確かな説は何一つない、ということですね。

Part4では、1850年当時の、機械を使わない文字通り手作業のジェラート作りを実演して見せています。
なんと、アフガニスタンでも、ナポリでも、露店のジェラートは、今でもこの原理で作っているんですねえ。
後半は、ジェラート製造の機械化の話。
サッチャー元首相は、オックスフォード大では化学が専攻で、企業に就職してアイスクリームに空気を含ませる研究をしていたこともあるそうです。







おまけの動画。
Part1で紹介されていたフィレンツェのヴィヴォリ。






-------------------------------------------------------

関連誌;『ヴィエ・デル・グスト』2008年8月号
「ジェラート」の記事の解説は、「総合解説」'07&'08年8月号に載っています。

[creapasso.comへ戻る]

=====================================

2 件のコメント:

畠山 さんのコメント...

この写真を見てハッとしました。

実は地元秋田には「ババヘラ(おばあちゃんがヘラでコーンに盛り付けてくれるのでこう呼ばれている)」なる道端のジェラート屋(というかアイスです)があるのですがこれこそ数年前から話題になっている「バラ盛り」そのものです。

まさかイタリアにもあるとは・・!!

prezzemolo さんのコメント...

畠山さん
おーっ、ビックリです!
ババヘラって初めて聞きました。
さっそくぐぐって、もうびっくり。
同じですよー。
偶然の一致なんでしょうが、いや~これはすごい!
秋田限定っていうのも面白いですねえ。

南チロルはドイツと南イタリアが融合した面白い地方。ワインの収穫後の新ワインを味わう時は、ご近所みんなでパーティー!

今日のお題は、アルト・アディジェの料理です。 イタリア最北の州、アルト・アディジェ、別名南チロルsud tirolは、海だけじゃなく、山もあるイタリア料理を象徴する地方。最近では、アルプスへの注目度も上がっています。 南チロルのトルゲレンの祭り。 下の動画のタイトルは、“ビギナー...