天ぷらについて、調べれば調べるほど、この料理のこと、ひいては日本料理の歴史について、やたら詳しい多くのユーチューバーがいることが分かりました。みんな言ってるのが、天ぷらは、ポルトガル人によって伝わり、ポルトガル人は16世紀、種子島に漂着したということ。種子島と言えば、そう鉄砲伝来の舞台です。どうやらテレビドラマ『将軍』の影響もあるようで、ヨーロッパと日本が出会ったこの事件は、外国でもかなり有名。ポルトガル人は、鉄砲だけでなく、天ぷらも伝えました。こんなこと、今時はユーチューバーが教えてくれるんです。
それにしても、天ぷらがポルトガルの復活祭の料理だったことや、ポルトガル人が豊臣秀吉のキリスト教禁止令によって追放された後、日本と関係があったヨーロッパ人は、長崎貿易を許されたオランダ人のみになります。そして、ポルトガルが日本料理に与えた影響は、今や世界的に知られているのに、オランダ料理って、何かあったでしょうか。蘭学はよく知られていますが、医学ほどはオランダ料理は広まらなかったような。逆に、ポルトガル料理は、カステラとか金平糖とか、色々日本人に愛されたようです。
今や世界中に広まった天ぷら。この料理のルーツがポルトガルにあると知り、驚く西洋人のなんと多いことか。ヨーロッパの端っこにあり、かつては強国だった小さな国が、東洋の将軍の国に与えた影響は、超面白かったもよう。下の動画では、天ぷらは小さな国の巨大な遺産だと言ってます(www)。こりゃ『将軍』のスピンオフは『天ぷら』かも。
ポルトガル料理
リスボンの発見のモニュメント。ヴァスコ・ダ・ガマがインドへと船出した地にある。
オランダと言えばチューリップに風車だけど、料理は・・・。
ポルトガル料理の魅力、分かる気がする・・・。
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