今日のお題はミルクの風味のチーズ。
クレシェンツァの次はロビオーラrobiolaです。
ピエモンテとロンバルディアを中心に数多く造られていますが、ルーツははっきりしていないチーズです。
どれも小型のチーズですが、色や形状はかなり違う。
ロンバルディアのものは全般に赤みがかっていて、他の地方ではもっと白く、場所によっては皮がない。
大量生産品の場合はどれも小型のソフトチーズでほとんど熟成させない。味はバランスが取れたくせのないものが多い。
手作り品はもっと個性が強く、生産量はかなり少ない。
DOPに認定されている唯一のロビオーラは、ロビオーラの代表格、ロッカベラーノのロビオーラ。ロッカベラーノはランゲ地方にあり、伝統的にはヤギのミルクから造るが、規定では牛乳を加えることも認められている。牛乳が最高85%まで認められているので、伝統を守るという意味ではかなりゆるい規定になっている。
ロッカベラーノのロビオーラ
ガビとロッカベラーノのロビオーラのリゾットRisotto al Gavi e Robiola di Roccaverano。
リストランテ・サン・ジョルジュのシェフのリチェッタです。
リストランテ・サン・ジョルジュのシェフのリチェッタです。
・煮上がる2分前にロビオーラ・ディ・ロッカベラーノを加えます。
・仕上げにおろしたパルミジャーノ、バター、発酵バターでマンテカーレします。
・皿に盛り付けてじゃがいも、ポロネギ、ガビのクリームをかけます。
=====================================
ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』
『ピエトロ・パリージ』
/クオーコ・コンタディーノ
[creapasso.comへ戻る]
====================================
0 件のコメント:
コメントを投稿