プリーモサーレとは最初の塩漬けという意味で、短期熟成のペコリーノとして、シチリア産が知られています。牛乳やヤギ、羊乳のチーズです。
シチリアでヤギのミルクの産地として有名なのはヴァッレ・デル・ベリチェValle del Beliceです。ヤギは半野生状態で放し飼いです。このミルクがこの地方のチーズのベース。
この地方のチーズで有名なのは、バステッダBastedda。
イタリアで唯一の、ヤギのミルクのパスタ・フィラータのチーズです。
パスタ・フィラータはモッツァレッラタイプのチーズで、普通は牛乳で造ります。
パスタ・フィラータのチーズは長期の保存ができないので流通もしにくかった。
それを可能にしたのがパスタ・フィラータのチーズを熟成させたプローボラやカチョカバッロだ。
パスタやピッツァなど、南伊ではなんにでも使う人気のチーズ。
フレッシュチーズのプリーモサーレは小角切りにしてサラダに入れることが多い。
粒こしょう入りプリーモサーレ。
材料/
プリーモサーレ・・200g
トマト・・1個、150g
きゅうり・・1本、160g
黒オリーブ・・20粒
赤パプリカ・・70g
ゆでたコーン・・100g
赤玉ねぎ・・1/4個、30g
塩、こしょう、EVオリーブオイル
インサラータ・ミスタ・・50g
・全部の材料を混ぜるシンプルな夏向きサラダ。
プローボラを使った名物イタリアンはカンパーニアのネラノ名物のズッキーニのパスタ。
スパゲッティ・アッラ・ネラノ。プロボローネ・デル・モナコが欠かせませんが、熟成カチョカバッロで代用できるそうです。
カチョカバッロは昔はナポリでは肉の代用品でした。肉の代わりにチーズを使う、というのも地中海の食スタイル。
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