2023年9月1日金曜日

ズッパ・イングレーゼのサボイアルディをビスキュイにすると、今時なアレンジがどんどん可能になる。

猛暑に苦しんだ8月でしたが、(CIR7月号)の最後の話題は、“冷たいドルチェ”です(リチェッタの日本語訳はP.28~)。
1品目はヨーグルトとミックスベリーのトライフル。
トライフルとは、イギリスのデザートだけど、イタリアのデザートにも多大な影響を与えているもの。スポンジ生地、フルーツ、クリームの層を重ねたドルチェで、ズッパ・イングレーゼはトライフルがルーツという説もある。
フランスの影響を受けたドルチェの話はよく聞くけど、イギリスの影響を受けたドルチェというのもあります。

その代表がトライフル。
ベリー・トライフル。

ズッパ・イングレーゼ。

ティラミスにもつながりそうなドルチェ。
そういえば、今月のリチェッタの中にズッパ・イングレーゼのサンドイッチというのがありました。
スポンジ生地とクリームを層に重ねることをヒントにズッパ・イングレーゼをサンドイッチにアレンジした面白い1品。
イングレーゼとは言ってもイギリスとは関係なく、エミリア・ロマーニャのドルチェです。

下の動画はモダン・アレンジのズッパ・イングレーゼ。サボイアルディの代わりにビスキュイを使います。カスタードクリームはもっと軽くふわふわにします。
サンドイッチバージョンは、サボイアルディをココア入りとプレーンの2色のスポンジ生地にして、間にクリームをサンドしながら重ねます。ズッパ・イングレーゼが手で持って食べることができるドルチェに大変身。

手で持って食べると言えば、ストリートフード。夏の料理の主役はストリートフードでした。
次号の7月号になると、魚が主役の料理がぐんと増えます。

ズッパ・イングレーゼ・モデルナ。

デザートの最後はラズベリーのババレーゼと桃のカルパッチョ。ラズベリーはゼラチンとホイップクリームを加えてババレーゼにして小さく絞り出して固め、カルパッチョに切った桃を添えるという、ひたすら見た目が可愛くて涼し気なドルチェです。


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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
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