今日は(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)7月号から、シチリアのパスタの話です。
リチェッタは解説のP.22~にあります。
正確には、パスタ・ンカッシャータというオーブン焼きのパスタです。
特にメッシーナの祝日のご馳走として知られています。
シチリア料理の話になると必ず登場するのが、イタリアでも人気のTVシリーズの主役、モンタルバノ警部の話。
モンタルバノ警部のトレーラー。
シチリア料理を食べるシーンもふんだんに登場。
なんでもこの料理はモンタルバノ警部の大好物らしいのですが、巷にupされている動画もメッシーナのオーブン焼きパスタという紹介の仕方より、モンタルバノの好物のパスタ、という紹介ばかり。
この動画もそう。
モンタルバノ警部はアンドレア・カミッレーリというミステリー作家のモンタルバノ警部シリーズの主役。ラグーサの海辺とう素晴らしいロケーションに料理上手な家政婦さんと住んでいる独身でグルメで人情に厚い警部。下の動画はモンタルバノ警部が仲間とオーブン焼きパスタを食べるシーン。
モンタルバノが家に帰って冷蔵庫の中を見ても、何もなかった。で、オーブンの中を見てみると、2人前も食べればオリンポスの神々でも十分な量の巨大なパスタ・ンカッシャーテが4人前入っていた」
といったシーンです。
パスタ・ンカッシャーテは小説の中で警部が何度も食べている料理。
でも、作家は詳しいリチェッタを一切明らかにしていないので、リチェッタは家政婦アデリーナの秘密とされ、謎が謎を呼んでちょっとした話題に・・・。
さらに、オリンポスの神々の引用は、巨大で強い、人間離れした存在を意味するので、オリンポスの神々のサイズで4人前、というのは尋常でない巨大な量、ということがわかります。家政婦さんのモンタルバノに対する愛情があふれちゃうことが、こんなさりげない一言で伝わってきます。
アデリーナのパスタ・ンカッシャーテに乾杯!するシーン。
モンタルバノシリーズに登場するシチリアの風景は聖地巡礼のメッカになってます。
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