2025年11月28日金曜日

アペニン山脈とアドリア海に挟まれた州、アブルッツォ。

サルデーニャの話は、一端終了。今日からは(CIR6月号)の次の記事、アブルッツォ料理です。記事の日本語訳はP.24。
スローフードのイタリア地方料理書の中でも写真が多くてとても見やすくてお薦めの本、『イタリア・イン・クチーナ

によると、アブルッツォとモリーゼは、1962年までは1つの州でした。アペニン山脈とアドリア海に挟まれた、どちらからも大きな影響を受けている州で、海岸線がとても長く、さらに海に注ぐ川にも接しています。山は中央アペニン山脈で一番高い山、グラン・サッソがあります。南にはマイエッラ国立公園もあり、この地方の山は山塊と呼ばれています。

中央アペニン山脈のグランサッソ。


アブルッツォ。

アブルッツォに食べ歩きに行くなら、海にするか山にするかは決めとかないと。
海はもちろん魚ですが、山なら羊飼いの暮らしと結びついています。

ちなみに私は初めてのアブルッツォは州都のペスカーラでした。山の存在は感じなかったけど、圧倒されたのが、海、というか、庶民的なバカンス地としての存在です。海辺というと、外国からの観光客は、アマルフィあたりに行って、その世界観の美しさとゴージャスさに圧倒されるものです。
でも、ペスカーラは、庶民のためのバカンス地でした。夕暮れになると、どこから湧いて出たのかと思うほどの若者の群れに街が埋め尽くされました。Z世代の若者です。ただいるだけで、すごいパワー。

ペスカーラ。
この動画の100倍若者がいました。

アマルフィ。

アペニン山脈を挟んでアドリア海側とティレニア海側では大分違う。
バカンスにアマルフィに行くかペスカーラに行くかでは、月とすっぽん。
その料理もアブルッツォ料理は、庶民的、貧しい、シンプルが定番の形容詞。
でも、料理のバリエーションに関しては、個人的にはアブルッツォが勝つかも。

アブルッツォ料理。



================================
週末はクレアパッソのお薦め本の紹介。
スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』

===================================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』という地方料理の本としては最高の雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。

現在、2023年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売中の定期購読は2023年版。
1冊のみの注文もできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもお気軽にどうぞ。
雑誌と(CIR)併せて定期購読の場合は割引の特別価格になります。

ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
本や(CIR)の購入方法

お問い合わせはお気軽に、こちらからどうぞ。

(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)

===================================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。

(hpはシステムのトラブルで長期間更新していませんでしたが、サーバーが終了するようなので、今月で閉鎖しました。ブログは残ります。)最新情報はすべてブログでお知らせします。

===================================




0 件のコメント:

コメントを投稿