2025年11月26日水曜日

クロマグロ料理は、イタリア料理のシェフたちの才能が惜しげもなく注ぎ込まれた力作ばかり。イタリア人はクロマグロの価値をよく分かってる。

サルデーニャのカルロフォルテ島のシェフ、マグロの王ことルイジ・ポマータのマグロ料理です。このマグロとは、イタリア語ではトンノ・ロッソtonno rosso、クロマグロのこと。なぜか赤マグロと言います。クロマグロは世界で最も需要の多いマグロで、すべてのマグロファンが憧れるマグロ。

カルロフォルテのトンノロッソ。

ジャンフランコ・パスクッチシェフのクロマグロ料理。解体しながらその魅力を語り続けています。体力持ってかれる作業なのに、さすがはイタリア人。どんなイタリア料理になるのか、ワクワク。

カルフォルテでは、正しい時期だけ漁が行われるので、この地のマグロは特別と言われているそうです。その時期とは、5月の初めから6月の末のマグロの交配期。この時期は餌を食べないので味がもっとも純粋になるそうです。
ルイジポマータシェフの料理はマグロになるべく触らず、たださっと焼いて素材の持ち味を少しだけ活かすようにしているそうです。
それにしてもシェフたちのクロマグロのリチェッタは、料理人の発想と技を全て注いだ力作ばかり。(CIR)のリチェッタも、興味深いものです。まず1品めは、“マグロのスモーク、サワーバター、ラズベリーのカルナローリ米のリゾット”。日本語のリチェッタと写真は、P.19。

ルイジ・ポマータシェフのカンノナウのリゾット。

トンノ・アッフミカート。

サルデーニャ料理らしく、山羊のバター、ヴェルメンティーノ、ミルトのリキュールと、サルデーニャならではの素材を使っています。

山羊のバター

“マグロとなすのロッシーニ風”、の日本語のリチェッタと写真はP.21。マグロの動画は見つからなかったので、オリジナルの子牛肉のロッシーニ風でもどうぞ。マグロで作ると、分厚い切り身の色合いがとても美しく、子牛肉に負けてない。

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週末はクレアパッソのお薦め本の紹介。
スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』という地方料理の本としては最高の雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。

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