今日のお題はタウラージ。
タンニンが強いのが特徴のカンパーニアのイルピーナ地方の上質ワイン。
アリアニコというぶどうから造られるローマ帝国の中でも上質のワイン。
北と南は比べられることも多くて何かとライバル関係。
南の代表、ナポリのワイン、タウラージは、北のワインバローロにたとえられることが多いワイン。
北のワインと肩を並べられるということは、南にとってはプライドの塊のようなワイン。
なぜアリアニコは南のバローロと考えられているのか、という動画
アリアニコに関する最初の記述は1167年のもの。
フウラージのアリアニコは当時カンパーニアやルカニカ、プーリアの高地丘陵地帯に普及していた。
現在、アリアニコの収穫は10月末から11月初めにかけて。
タウラージの駅からはぶどうとワインがフィロキセラの被害を受けたイタリアとフランスに出荷される。
害虫は10年後にイタリア南部に達してカンパーニアのぶどう畑を破壊した。生き残ったわずかなぶどうは害虫の発生を阻害する火山性土壌に育つぶどうだった。
アメリカから伝わって抵抗力のないヨーロッパのぶどうに大被害を与えたアブラムシ、フィロキセラは、南イタリアも飲み込んだ。ところが、火山性の土壌に育つぶどうは被害を免れた。土壌によってアブラムシの発生が阻害されたのだ。
つまり、北から伝わったフィロキセラに対して、南イタリアのぶどうとその栽培方法がヨーロッパのワインの救世主となったのです。
ワインの歴史を変えたフィロキセラ。
さらに、アトリバルダのカンティーナ・マストロベラルディ―ノの働きで製造方法と地方が結びつき、1970年にはDOC、1993年にはDOCGに認定されます。
マストロベラルディ―ノのタウラージの歴史
ロッショ―リの動画ですね。
ロッショ―二はローマの人気のパン屋ですが、すんごい商売上手。イタリアの優れた産物の紹介にも力を入れています。
ロッショーリが注目したということは、イタリアを代表する素晴らしい製品ということ。
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