(CIR11月号)の話は、栗の話から、アルプスで最大の栗の森がある地、北イタリアの話に入っていきましたが、11月号には北イタリアのある地方料理の記事(P.23)もあります。
それはシャットです。
ヴァルテッリ―ナのそば粉のフリッテッレ
シャットsciatt
シャットはヒキガエルという意味。見た目が似てるからと、こうなった。
シャットの記事には様々な著名人が登場していますが、多分ルイジ・ヴェロネッリという名前はイタリア料理に興味がある人なら、一度は聞いたことがあるのでは。イタリアを代表する美食家で、ワイン評論家として格付け本も自らの出版社で出していました。知識人としての信頼も高く、特にワイン製造者からは高く評価されている人でした。イタリアワインのテロワールの貴重さを訴え、広めた人です。
ヴェロネッリ
もう一人出てくるのは彼の友人でスポーツジャーナリストのジャンニ・ブレラ。彼も有名な人でした。
ジャンニ・ブレラ
この二人は、イタリアのエノガストロノミアを引っ張っていました。そしい彼らが、スタンダールがブリアンツァの次にヴァルテッリ―ナに行かなかったのは残念だ、と書いたのです。この二人の大御所の発言は絶対でした。ヴァルテッリ―ナに行かなかったスタンダールは残念、という考えは、しっかり定着しました。
ちなみにスタンダールはミラノに住んでいたそうです。
ヴァルテッリ―ナはロンバルディア北部のスイスと接する地方。
ヴァルテッリ―ナ
ヴァルテッリ―ナの味
ヴァルテッリ―ナのそば
そばはヴァルテッリ―ナを象徴する作物。
シャットの舞台、ヴァルテッリーナは、アルプスの谷間の一つ。その料理は本質的で徹底的に自給自足の質素なもの。美食界の大御所と近代小説界の大作家は、料理に関してはかなり言いたいこと言える関係だったもよう。
スタンダール
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