2024年6月5日水曜日

ダ・ヴィンチはイタリアの元祖ベジタリアンの一人。カラバッチャは彼の好物でした。

(CIR2月号)のグルメガイド、“フィレンツェ”で取り上げているトスカーナを代表するリチェッタは、“トリッパ・アル・スーゴ”、“ズッコット”に続いても1品、“カラバッチャcarabaccia”です。

またまた料理だか人の名前なんだか分からない料理が出てきました。
イタリアバロックの偉大な画家、光と影の表現が強烈なカラバッジォによく似た名前ですごく混乱しますが、これは歴史の古い、トスカーナの庶民に愛された料理で、画家で建築家で、ミケランジェロの弟子で、ルネサンス期の芸術家の評伝で知られるジョルジョ・ヴァザーリによると、歴史上最初のベジタリアンことダ・ヴィンチは、この料理が大好きだったそうです。さらに、カテリーナ・デ・メディチがフランスに伝えて、フランス料理の『soupe d'oignon』になったと言い伝えられています。
このあたりについては(CIR3月号)の“カテリーナ・デ・メディチ”の記事にもあります。

カラバッチャはトスカーナの農家風玉ねぎのスープ。

カラバッジョは問題児で天才の画家。


(CIR2月号)のカラバッチャのリチェッタはP.26です。

フランスのレストランのイタリア人シェフが作る玉ねぎのスープ。


フィレンツェのトラットリア。

リチェッタにはありませんが、記事の中でフィレンツェのトラットリアの料理として度々登場する料理が“ペポーゾ”です。
上の動画では、ペポーゾが名物のオステリア・ラ・メッシ―タを紹介しています。
フィレンツェにすっ飛んでいきたくなりますねー。
でもまだ、フィレンツェの話は続きます。
ちなみにペポーゾはテラコッタの産地でもあるキアンティの名物です。窯元の職人たちが生み出した中世の料理。まだ熱い窯の入り口に肉、スパイス、こしょうを詰めたテラコッタの鍋を置いてじっくりことこと煮た料理だそうです。
ペポーゾ

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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