南イタリアの愛の告白は、近所の人が花火で景気づけして楽団がセレナーデを奏でる中での公開告白。愛してるなんて恥ずかしくて言えないという某国のおとうさんたちとはえらい違いです。
呼吸するように愛してるって言うんですね、あの国では。
女性たちも超大胆。
イタリアで恋人のドルチェとして最近急に認知されたのが、マリトッツォmaritozzo。
ローマの伝統的な甘いパンです。
ローマの人気店のマリトッツォ。
ホイップクリームをたっぷり挟んでカプチーノと一緒にいただくローマの典型的な朝食。
結婚式に新郎に贈るのもローマの伝統でした。そのため一説では、ほぼ夫marito、という意味のマリトッツォmaritozzoという名になったとも言われています。
(CIR2月号)の記事にあるように、ローマの民謡には、私のハート型のマリトッツォを贈るわ、というのがあるくらいお馴染みの食べ物。四旬節の間の3月の最初の金曜日に、許婚に粉糖で作ったアイシングでハートや花などのロマンティックな飾りをつけたマリトッツォを贈る習慣があるそうです。生地の中には指輪などの金のアクアクセサリーが隠してあるというサプライズ付き。断食の間に愛の告白って、すごく裏の意味考えちゃう。
さて、(CIR2月号)のマリトッツォですが、リチェッタはP.8です。
このマリトッツォがとびきりロマンティックなのは、これがピンク色をしたラズベリーのマリトッツォだからです。ピンクのラズベリークリームと真っ赤なラズベリーをはさんだマリトッツォは、指輪が隠れてるんじゃないのという期待もがぜん高まります。
マリトッツォのバリエーション。
ちょっと胸やけが・・・。なぜこれを断食の時に贈るのか、謎です・・・。
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