きょうの料理は“タコのラグーのキタッラPasta alla chitarra e ragù di polpoです”。
イタリア料理でタコといえば、ルチャ−ナつまりルチア風、ルチアとはサンタ・ルチアのこと、タコ漁師が多く住んでいたというナポリの港の1地区です。つまりナポリです。
タコのアッラ・ルチアーナPolpo alla luciana。
ナポリの伝統的なタコのゆで方は、コルクを1個入れてゆでること。こうするとタコが柔らかくなる、という都市伝説が広まっていたけど、今ではコルクを入れることに意味はない、という説がすっかり広まって、珍しい光景に・・・。上の動画では、大鍋にタコを入れてゆでる時にコルクに縛り付けて鍋に入れ、ゆであがったらコルクごと引き上げるため、という説。結局、タコを柔らかくゆでたかったら肉叩きで叩く、だって。
ナポリの伝統のもう一つ見ていて面白いところは、タコの足を湯に3回浸してカールさせてから鍋に入れる、という話。下の動画はシチリアのパレルモ風だそうです。
そういえば、シチリアにはタコのストリートフードの伝統があったのでした。
Purpu a strascinasale。
材料:4人分
タコ・・約500gが2杯
EVオリーブオイル
レモン汁
塩、こしょう
・たっぷりの熱湯を沸騰させて塩を加える。タコの足を熱湯に浸す。これを3回繰り返して最後に全部鍋に入れ、15分ゆでる。
・ゆで汁に漬けたまま冷まし、皿に取り出す。
・足を切り取り、頭は開いて内蔵を取り、粗熱を取ってサーブする。好みで油、レモン汁、こしょうを乳化させてかけてもよい。
若い時、初めてパレルモの市場に行った時はちょー怖かったなー。
タコのラグーの話は次回。
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『サポーリ・ディ・カラブリア』
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