イタリアの冬のパスタの代表的料理です。
パスタと豆のスープも冬の代表的プリーモ・ピアット。
ひよこ豆のこと、あまり知らないことに気が付きました。
そこで今日のお題はひよこ豆です。
ひよこ豆はいんげん豆より一回り小さな豆で、潰すとペースト状になるのは一部のいんげん豆と同じ。
ひよこ豆はアジア原産で、地中海地方では広く普及しました。
ひよこ豆などの豆は小麦に次ぐ南イタリアの農民の主食でした。
カンパーニアのサレルノ県にはチチェラーレという海辺の小さな村があります。いかにもひよこ豆ceci(チェーチ)と関係がありそうな村の名前ですが、どうやらこの地でひよこ豆はよく育ちました。
そして地元の植物と交配してできた小粒の品種が今に至るまで盛んに栽培されています。
ちなみにこの村の守護聖人はきのうも登場したキリストのお父さんこと聖ジョルジョ。
チチェラーレのチェーチ祭り
ひよこ豆の栽培と乾燥、脱穀はなかなか手間がかかるようです。
ひよこ豆の収穫
一粒ずつ集めるのはせっかちな人にはできない作業ですねー。のんびり見てください。
・チェーチを洗って不純物を流し、一晩水に漬ける。
・翌朝、水を替えて新しい水でたっぷり覆って火にかけ、蓋をしてアクを取りながら中火で2時間ゆでる。
・チェーチのズッパは皿にフリゼッレを敷いてチェーチとゆで汁をかけ、潰したにんにく、唐辛子少々、塩、EVオリーブオイル、オレガノなどを加える。またはリーゾ・エ・チェーチ、ラーガネ・エ・チェーチ、チェーチのポルペッテなどにする。
次回はチェーチのパスタです。
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