デュマを虜にしたリパリ島の伊勢エビとは、どんなものだったのでしょうか。
イタリアで伊勢エビと言えば、サルデーニャ島が世界的に有名。
世界中の人が伊勢エビを食べにサルデーニャを訪れる中、あえてシチリアというのが、みそですねー。
世界的に大人気の大食漢の作家、デュマ先生が美味しい、といったもんだから、宿泊していた修道院では慌てて伊勢エビを集めて、山のようにご馳走したんだとか。
でも、改めてリチェッタを探しても、伊勢エビのシチリア風、というのはなかなか見つかりません。
でも、こういう時に、とても役に立つ本があります。
装丁とか写真といったお金がかかるものは徹底的に削って、その代わりにリチェッタはばっちり集めています。
伊勢エビのリチェッタは、煮込み、炭焼き、グラタン、ボイルなどが載っています。
だから、このデュマの伊勢エビのリチェッタは、なかなか貴重なものなのです。
リチェッタは今月の日本語解説(CIRP.21)
デュマの伊勢エビのリチェッタはボイルのバリエーションなので、本のリチェッタから、伊勢エビのボイルを訳してみます。
伊勢エビの下ごしらえ↓
Aragista lessa
材料/4人分
伊勢エビ・・300gが4尾
イタリアンパセリ(好みで)・・1房
EVオリーブオイル
塩、こしょう
レモン汁かビネガー
・活伊勢エビを塩を加えた水を張った鍋に入れて蓋をし、糸で蓋と鍋を縛る。沸騰させて約15分ゆでる。
・ゆで汁に漬けたまま冷まし、取り出して殻を縦に半分に切る。
・油100ml、レモン汁1個分、塩、こしょう、イタリアンパセリのみじん切りを撹拌して伊勢エビにかける。
※デュマの伊勢エビはクーネブイヨンでゆでて特製のソースかケッパー入りのマヨネーズをかける。
リパリ島の伊勢エビなら、ケッパー入りマヨネーズだった可能性大。
エオリエ諸島のリパリ↓
0 件のコメント:
コメントを投稿