今日はラディッキオのリチェッタ。
ラディッキオはベネトの宝のような野菜で、今ではメイド・イン・イタリーと形容される自慢のイタリア野菜の一つになっています。
“radici e fasoiラディッキオといんげん豆”という料理です。
標準語で言うとRadicchio trevigiano e fagioli。
この料理の信者会もある地元では人気料理です。
その魅力は、シャキッとしたラディッキオのほろ苦さとピューレ状のいんげん豆の甘みとの組み合わせ。
ラディチ・エ・ファゾイ
冬は豚肉の脂身を加えて、夏はオリーブオイルをかけていただきます。
そう言えば、ベネトは美味しいいんげん豆として知られる、ラモン豆の産地でした。
ラモン豆fagioli di Lamon
ラモン豆とラディッキオの組み合わせはベネトの名物野菜の共演だったのですね。
ちなみに、白インゲンはアメリカのものは潰してもピューレ状にならないのでイタリア産のカンネッリーニがお勧めです。
それでは本のリチェッタを訳してみます。
材料/4人分
ボルロッティ豆(ラモン豆)・・300g
セロリ・・小1本
玉ねぎ・・1個
にんじん・・1本
にんにく・・1かけ
ローズマリー・・1枝
アンチョビ・・2枚
EVオリーブオイル・・大さじ4、塩
ラディッキオ・タルディーボ・・3個
EVオリーブオイル、ビネガー、塩、こしょう
・前の晩に豆をたっぷりの水で戻す。翌日すすいで、セロリ、玉ねぎ、にんじんと一緒に大鍋に入れ、水で覆って弱火で1時間煮る。必要なら湯を足し、最後に少なめの塩を加える。
・豆を取り出す(ゆで汁は少量取っておく)。
・ソテーパンで油、にんにく、ローズマリーをさっとソッフリットにし、にんにくとローズマリーを取り除いてアンチョビを加えて崩す。
・豆をフォークで潰してソッフリットに加え、大さじ数杯の豆のゆで汁をかける。濃いスープにしたいので量は多すぎない。
・ラディッキオを小さく切って皿に盛り付ける。
・豆をゆで汁になじませて火を止め、ラディッキオにかける。塩、こしょう、油、ビネガーで調味する。
スープだと思ったら、生のラディッキオに豆のピューレをかけるという1品でした。
ベネト料理とラディッキオ料理のお勧めオステリア、今日紹介する店はトレビーゾの人気店、オステリア・アル・カステッレット Osteria Al Castelletto。
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