ジビエのパイ、という、年末料理にふさわしいゴージャスで特別感のある1品。
リチェッタの日本語訳は(CIR−P.27)です。
パイの具は雉肉と豚肉のロースト、挽肉、ピスタチオ、アルマニャック。
これをパスタ・ブリゼで包んだテリーヌです。
メトド・クラッシコのフランチャコルタは瓶の中で長期間二次発酵させるワインで、ジビエのテリーヌのような複雑で強い味の料理によく合います。
そもそも、雉がどんなジビエなのか、恥ずかしながら全く知りません。
答えは森でした。
本には雉についてこんなことが書かれています。
雉
雉の肉はマイルドだが風味が良く、特に森に棲む雌の雉が美味しい。若いものなら熟成の必要がない。寝かせるときは羽をつけたまま長くて2日熟成させる。
雉料理は鶏やホロホロ鳥のリチェッタも応用できる。
な〜む〜。
下の動画のシェフもホロホロ鳥のリチェッタが応用できる、と言ってますね。ジビエの雉は肉が硬いので熟成が必要だが、最低48時間冷凍してから解凍して使うとよいそうです。
・フライパンにバター15〜20g、潰した皮つきにんにく1かけ、セージを熱し、雉を皮を下にして入れる。マリネ液少々、塩、こしょうを加えて肉を裏返し、強火で5分熱する。
・雉は赤身の肉なのでパンチェッタで覆って脂を足す。肉はもう裏返さない。蓋をして10分熱し、煮汁が煮詰まったら白ワイン250mlをかけてアルコール分を飛ばす。
・トマトソースと水1カップを加える。蓋をして沸騰させ、弱火で1.5時間煮る(ホロホロ鳥の場合は50分)。肉にパンチェッタの脂が行き渡ったら裏返し、強火で15〜20分熱して煮汁を煮詰める。ポレンタやじゃがいものピューレ、フェットゥチーネを添えてサーブする。
・雉の胸肉をほぐして煮汁に加える。
・パスタをゆでる。
・バターとセージを熱し、ほぐした胸肉を入れてなじませる。パスタのゆで汁とパスタ、おろしたパルミジャーノを加えてなじませる。=====================================
ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
“カッチャジョーネ”
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