今日は今月の「総合解説」から、バカンスの雰囲気をたたえたドルチェの話。
その名も、トルタ・トロペジエンヌ。
なんのこっちゃな名前ですよね。
分かったらフランス人です。
イタリア語から日本語に訳すと、サントロペケーキ。
イタリア統一直後のイタリア料理のベースはフランス料理だったという説を裏付けるような、フランスの海辺のリソート地の名物の素朴なケーキです。
写真とリチェッタはホームページの「総合解説」(P.9)のページにあります。
サントロペ↓
サントロペはフレンチ・リビエラのかなりスノッブなリゾート地。
ドルチェの見た目からは高級リゾート感はあまりないので、サントロペというフランスの高級リゾート地の名前が価値を高めているドルチェです。
トルタ・サントロペ
イタリア語でサントロペはサントロペですが、このトルタの名前は思いっきりフランス語のトロペジエンヌ。
サントロペの女の子、て意味かな。
というか、正確にはブリジット・バルドーのこと。
なんでも、サントロペを訪れたブリジット・バルドーに惚れたポーランド人のオーナーパティシエ、アレクサンドロ・ミカが考案して彼女に捧げたドルチェだそうです。
サントロペが舞台でブリジット・バルドーがブレイクした映画『素直な悪女』。
映画でブリジット・バルドーが歩いた通りは、聖地になってるそうです。
以来、サントロペと言えばブリジット・バルドーという関係。
彼女もサントロペが好きで、今でも住んでいるのだとか。
『素直な悪女』トレーラー↓
まさにこの映画の撮影中に、パティシエは恋に落ちちゃったんだって。
パティシエだけでなく、出会う人をかたっぱしから虜にしていったと思われる、ブリジット・バルドー。ブリジット・バルドーのことは探せばいくらでも情報が見つかるけど、アレクサンドロ・ミカについては、残念ながらよくわからない・・・。
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