『“グイド・トンマージ・クチーナ・レジョナーレ”シリーズ『ローマ・エ・ラツィオ』
には、地元以外ではマイナーと思われるけど、ローマを象徴していて、ローマ人に溺愛されている子羊の内臓料理のリチェッタがありました。
ちなみに、この本の裏表紙が、子羊を先頭に移牧中の羊たちの群れでした。
素晴らしい写真が多いこのシリーズの中でもダントツに素敵な写真。
※コラテッラはローマとラツィオ料理では大人気の部位で、肺、レバー、心臓、腎臓を一緒に調理しますが、部位ごとに最適な加熱時間が違うので、色の薄い部分と濃い部分に分けて加熱します。
下の動画の店、ローマのオステリア・ダ・セッティモでは、仕入れ状況によって週2回~ほぼ毎日出しているそうです。
店のWEBページはこちら。
見事なまでのローマのオステリアのノリ
最初はこういうノリが典型的なローマのオステリアとは知らなくてびっくりしたけど、日本から長旅でイタリアに着いた直後で、無理やりテンションのギアを2段ぐらい上げて乗り切りました。
これでもかなりお上品かと。
※アーティチョーク入りのバージョンは春に人気の料理で、玉ねぎの代わりにアーティチョーク4~5個を、硬い部分を取り除いて薄いくし切りにして入れる。
作り方は玉ねぎと一緒で、まず油でソッフリットにしてワインをかけ、コラテッラと他の調味料を調理時間に合わせて加える。
さて、それではリチェッタです。
コラテッラと玉ねぎの白ワイン煮CORATELLA CON LE CIPOLLE E CON I CARCIOFI
材料/4~6人分
コラテッラ・・約600gが3頭分
玉ねぎ・・6~7個
白ワイン・・2カップ
EVオリーブオイル・・大さじ6
塩、こしょう
・コラテッラの部位を慎重に切り分ける。
・玉ねぎの薄切りを油でソッフリットにし、白ワインをかけてアルコール分を飛ばす。
・蓋をして時々かき混ぜながら煮る。
・コラテッラを一番白い部分(肺)から加える。
・次に色の濃い部分を加えてよく混ぜる。
・水1カップ、塩、たっぷりのこしょうを加え、蓋をして最低1時間煮る。
一応、普通の店も・・・。
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「総合解説」
『“グイド・トンマージ・クチーナ・レジョナーレ”シリーズ『ローマ・エ・ラツィオ』
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