今日はトマトの話。
トマトはイタリアでもっとも多く消費されている野菜。
一家族の年間購買量は32kgで、イタリアの家庭が一年間に購入する野菜の16%なんだそうです。
イタリアにとって日本は、ドイツ、イギリス、フランス、アメリカに次ぐトマトの輸出先。
トマト輸出国のイタリアでも、ここ数年、中国産トマトペーストの輸入量が急増していて、主にトマトの加工品に使われているようです。
(trashfood.com/2007/08/la-crisi-delloro-rossoより)
イタリアのトマトの品種って、たくさんありますねえ。
ラマーティ、ペリーニ、クオーレ・ディ・ブーエ、コストルート、チリエジーノ、ア・グラッポロ、サン・マルツァーノ、ダッテリーニ、サルディ、パキーノ、カモーネ、etc.。
年々、名前が増えているような気がします。
料理によって細かくトマトを使い分ける傾向が強まっている、ということでしょうか。
これらのトマトの名前は、一部はトマトの品種名で、一部はトマトの産地の名前。
たとえば、パキーノ Pachino はシチリアの南の端にある町。
パキーノ
ここでは様々な品種のトマトが作られていますが、どれも“パキーノIGP”というブランドのトマトです。
パキーノIGP管理組合のhp
www.igppachino.it
パキーノ・トマトのCM
パキーノで栽培されているサラダ用トマト、コストルート
店頭のシチリア産トマトの品種を説明
イタリアではプーリアに次いで2番目にトマトの生産量が多いカンパーニアでの、機械によるトマトの収穫の様子
トマトの話、次回に続きます。
次回から、更新は週3回程度になりま~す。
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