トマトの話の続きです。
イタリア料理のリチェッタでは、その料理に最適のトマトの品種が書いてあるケースがよくあります。
クレアパッソでは、それを訳す時は、トマト(ラマーティ)、とか、トマト(ペリーニ)のように表記しています。
リチェッタによく登場するトマトは・・・
■ラマーティ ramati
ラマーティ, photo by David
丸くてくぼみのないタイプで、日本の一般的なトマトに一番よく似ています。
インサラータにもサルサにも使え、形がきれいに丸いので、半分に切ってリピエーノにも使えます。
一番応用範囲の広いトマト。
ラマーティとは“枝になる”、つまり“房どり”という意味。
■ペリーニ perini
ペリーニ, photo by Melissa Trojani
だ円形のタイプ。
皮が頑丈で実が締まっているので、缶詰や瓶詰、トマトペーストなど、加工品に最適。
インサラータやサルサにも使えます。
ドライトマトにもぴったり。
■チリエジーニ(チリエージャ) ciliegini, a ciliegia
チリエジーニ, photo by Cipaz CiCCiO
チェリートマト。
一口大の食べやすさと鮮やかな赤い色が特徴。
インサラータ、パスタ、ブルスケッタ、アックア・パッツァなど魚料理との組み合わせ、カルトッチョに最適。
■ダッテリーニ datterini
ダッテリーノ, photo by
“ダッテリ”とは、ナツメヤシ(デーツ)のこと。
ナツメヤシ形のミニトマト。
他のトマトより糖分が多いのが特徴。
■クオーレ・ディ・ブーエ cuore di bue
クオーレ・ディ・ブーエ, photo by Lotte Grønkjær
「牛の心臓」という名前のイメージ通りの外見。
ハート形で大型。
完熟しても真っ赤にはならず、やや緑がかっています。
果肉は締まっていて厚く、種は少量。
インサラータ用の代表的なトマト。
■コストルート costoluto
コストルート, photo by
“コスタ”(背、峰)がたくさんあるという意味。
その名の通り、縦に溝が何本も入っています。
果肉は厚く、種は少し。
生で食べることが多いようですが、サルサ、リピエーノなど、何にでも使えます。
冬が旬。
今回は、トマトを形で見てみました。
次は、産地で見るトマトの話です。
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