2026年2月19日木曜日

ナポリピッツァにパイナップルをのせるのは事件。イタリア料理のタブーに挑戦した1品、パイナップルのピンサは・・・。

(CIR)9月号のテーマ、“イタリア料理のタブーに挑戦”。
1品目はアルデンテ信仰に対する反論、でした。
パスタを牛肉の煮込み“ストラコット”の方法で調理して、ミキサーにかけて揚げるという力技。
本気でタブーに挑戦するとは、こういうことです、みたいな1品でした。

そして2品目は、“ンドゥーヤ、ストラッチャテッラ、パイナップルのピンサ”。
ピンサは新しいピッツァとしてイタリアでもちょっとだけブームになったもの。流行を追わないイタリアで、珍しくちょとだけ(www)話題になった新商品だけど、正直言って製品化されて市販品が出回るようになって、他の市販品のパン生地の間に埋もれてしまったよく分からないピッツァ生地。
ローマ発祥だそうで。

ピンサ・ロマーナ。

商売として考え出されたピンサは、考案者の製品に対する考え方が、イタリアンというよりアメリカ的。イタリアの家族の伝統や地方の産物より、現代人が何を好むかをベースにして
市場の要求に合うように考え出されている。

ピンサの考案者。

ピッツァ・ロマーナとピンサの違い。
外国人向けにナポリピッツァの説明から始める丁寧な動画。でも、ナポリとローマのピッツァの違いというテーマは大きすぎて話が長いし、言ってることが専門的過ぎて結局よく分からない。ピンサに関してはローマの製品じゃない、工場の製品だと断言してます。同感。で、結局両者の違いは分かりましたか?自分で粉から作るより、市販品を買うのが手っ取り早い、てなるよねー。つまり生産者の思惑通り。

ローマスタイルのピッツァvsナポリピッツァ。

ナポリピッツァvsニューヨークスタイルピッツァ。
ニューヨークスタイルは、デリバリー用のアメリカンピッツァ。ナポリピッツァはナポリの産物を使ったナポリの日常から生まれたもの。ニューヨークのピッツァは、ナポリの新鮮な産物は手に入らないので、アメリカの大量生産の安価で日持ちする加工品を使い、しかもデリバリー用のピッツァ。これはこれですごくニューヨーク的。

ナポリの産物にこだわるナポリピッツァだけど、ピンサはナポリの伝統や食文化とは何の関係もないもの。ただ、ベースはナポリピッツァ。
そして今月のリチェッタは、パイナップルのトッピングのピッツァ。ナポリとは何の関係もないけど、これは日本のナポリタンが、ナポリの魂とも言える産物、ナポリ産トマトじゃなくて、アメリカの大量生産の象徴ケチャップを使うのとほぼ一緒。

ナポリでパイナップルのピッツァ頼むと事件になる(www)。

パイナップルのピンサは、正真正銘イタリア料理のタブーに真正面から挑戦したもの。でも、ンドゥーヤとストラッチャテッラというコテコテの南イタリアの産物を使っているので、なかなか美味しそう。
次の料理は、バジリコを使わないペーストです。なんだか楽しくなってきてるwww。


この話は、(CIR2023年9月号)の記事、“イタリア料理のタブーに挑戦”の解説です。記事の日本語訳と料理の写真はP.2。

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スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』
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