です。
言うまでもなく、米は世界中に広まって、世界中の料理のベースになった穀物です。世界中でもっとも一般的な米の調理方法は“ゆでるbollire“方法。世界中の人は米をゆでて食べています。でも、シンプルな調理方法のはずのゆで米も、世界各地でこんなに違います。
イタリア風ゆで米。
パダナ平野
ゆで米と違って、イタリアで広まったのはリゾット。
米はアミロースとアミロペクチンという2種類のでんぷんから構成されています。このでんぷんの含有量によって米の個性も生まれます。このデンプンをどう活かすかによって料理も変わってきます。
米の調理方法は、すんごく理系なんです。ドルチェの話の時も、理系過ぎてついていけなくなりがちですが、米もそう。
リゾットの化学。
米の基本を理解しないと、リゾットの話は、もっと難しくなります。基本的に、ゆで米にお味噌汁をかけただけではリゾットはできません。上の動画を見たら、米に関するかなり理系の知識が身に付きます。これはかなりヨーロッパ的な発想というか、米をこんなに現実的に見たことなかった・・・。なので、アジアとヨーロッパじゃ、米料理はまったく別の進化を遂げたという考えが必須。
それではここらでロンバルディアを代表するリゾットの作り方でも見ときましょうか。
リゾット・ミラネーゼ。
リゾットは、米粒から作ります。水分の含ませ方がリゾットのポイントですが、リゾットは、まず米粒をトスターレtostaleします。
なぜトスターレするのか。ここからです。
米は多孔質で、空洞があります。米の品種によってその程度は違います。穴が多いものは30%にも達し、その中はガスで満たされています。リゾットの調理とは、この空洞に水分を満たす調理方法です。米の硬さがポイントです。リゾットを作る前にトスタトゥ―ラで調味料が染み込む場所を作るわけです。ローマのような堅い品種は3~4分トスターレします。カルナローリは30秒。
話が小難しくて、今日は訳していてぐったり疲れました。
リゾットの話、続きます。
今日の話はちょっと横道に逸れちゃったけど、(CIR2023年8月号)の料理、“米とムール貝のスップリ、サフラン風味のマヨネーズ添え”の解説です。料理の日本語のリチェッタと写真はP.4。
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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』という地方料理の本としては最高の雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。
現在、2023年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
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週末はクレアパッソのお薦め本の紹介。
『スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』
『春・夏・秋・冬』
【地方料理、シリーズ】
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クレアパッソのブログは下記の3種類あります。
■ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
■ブログ『イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』昔の「総合解説」はシステムの変更のため販売を終了しました。現在は(CIR)に名前を変更しました。
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(hpはシステムのトラブルで長期間更新していませんでしたが、サーバーが終了するようなので、今月で閉鎖しました。ブログは残ります。)最新情報はすべてブログでお知らせします。
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