2025年11月17日月曜日

トスカーナのストリートフードのシンボルはランプレドット。牛の第4胃のパニーノ。中部イタリアの豚の串焼きローストのポルケッタも人気。

北と南のストリートフードをちゃちゃっと見てきましたが、次は中部イタリアです。
イタリアのストリートフードの傑作本、『ストリートフード・アッラ・イタリアーナ


によると、中部の人気のストリートフードは、外国人観光客に大人気。
まずはランプレドット。さらにウンブリア、アブルッツォ、モリーゼなど中部一帯の名物、ポルケッタ、マルケのオリーヴェ・アスコラーネ、ラツィオのピッツァ・ビアンカなど。

ランプレドット。

本によると、一時は姿を消したこともあったのですが、景気が良くなって再び姿を現したそうです。フィレンツェ市内や郊外の市場や広場で欠かせないストリートフードです。老若男女に、労働者から日本人観光客、主婦、学生など、あらゆる人に愛された、イタリアでも有名なストリートフードです。その実態はポルケッタ、ソップレッサータ、ボッリートなどをはさんだパニーノ。最初に作ったのはダルマツィア広場のトリッパイオが、フィレンツェのトリッパイオの祭りのために1954年に屋台で作り出したもの。牛の最後の胃袋こと第4胃のパニーノですが、ランプレドットの語源はヤツメウナギpesce lampreda。
第4胃がpesce lampredaに似てたからこう呼ばれるようになりました。

ヤツメウナギ。

さらに有名なストリートフードと言えば、アリッチャのポルケッタ。豚肉のローストのパニーノ。イタリア中部に普及しています。豚肉のローストというか串に刺して丸焼きにする肉に免疫のない日本人は、初めて食べると大体夢中になります。



トスカーナのネッチは栗の粉の甘いストリートフード。


カスタニャッチョもその名の通り栗のドルチェ。


マルケの名物、オリーヴェ・アスコラーナ。


ラツィオのピッツァ・ビアンカ。



各地のストリートフードを予習してからイタリア旅行に行かないと、食べそびれるともったいない。


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