2025年4月23日水曜日

甘くて軽いアペロール、苦くて濃厚なカンパリ。


今日のお題はパルマ。
そしてパルマ産の世界的知名度があるリキュール、アペロールaperol。

アペロール

1919年にバルビエリ兄弟が父親から受け継いだリキュール会社で作りだしたビター系のリキュール。兄弟は肺炎の治療のために山に行き、ハーブを収集してパドヴァに戻り、軽くて喉の渇きを癒すリキュールを作りだした。フランスで食前酒(アペリティフ)をアペロール呼ぶことを知り、その名をつけました。そしてアペロールは食前酒のシンボルとして広まります。

色はよく似ているアペロールとカンパリ。
味は、甘くて軽いアペロールに対して、苦くて濃厚なカンパリ。
イタリアの赤いビターには、ルクサルドもあります。
カンパリオレンジは苦い、と思っている私にはピッタリかも。今までカンパリ派でしたが、かなりアペロール派になってます。


そして1920年代にバール・デイ・オゼイのサンドイッチに添えるものとしてスプリッツが考え出され世界的に大ヒットします。

パドヴァのスプリッツ。

ルナパークが映るこの動画を見て、初めてパドヴァに行った時、ルナパークの近くのホテルに泊まったことを思い出しました。とても幻想的な雰囲気で、賑やかなのに、リッチで落ち着いた街の雰囲気に溶け込んでいました。
アペロールを最初に受け入れたのはパドヴァ。ベネチアに近いパドヴァには、ベネチアのカフェ文化やバー文化が定着していました。やがてカンパリグループがアペロールを買収し、世界に向けて広まっていきます。

バール・デイ・オゼイ

どうやらスプリッツのルーツに関しては、ベネチアとパドヴァはライバル同士のよう。


=================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。

現在、2022年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)バックナンバーは、2021年1~12月号です。
定期購読は2022年の号からできます。
1冊のみの注文もできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもお気軽にどうぞ。

ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
本や(CIR)の購入方法

お問い合わせはお気軽に、こちらからどうぞ。

(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)

===================================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。
[creapasso.comへ戻る(hpはシステムのトラブルで長期間更新していません、あしからず)最新情報はすべてブログでお知らせします]

====================================

[creapasso.comへ戻る]

=====================================

0 件のコメント:

コメントを投稿