外国出身のシェフが作るイタリア料理、南米、アジア、ヨーロッパ出身のイタリアで活躍するシェフのリチェッタを紹介してきました。歴史上、これまで多くの外国の文化を受け入れ、取り入れてきたイタリア。今日はアフリカ系のシェフです。イタリア人の母とガーナ人の父を持つイタリア生まれの4人目のシェフは、ミラノのレストラン、マルセル・ボ―ムのシェフ。
この店は、トラサルディのデザイナー、ガイア・トラサルディと注目のシェフのラタナ・チェーザレ・バッティスティのプロジェクトの多国籍レストラン。文化の多様性と社会の統合を促進するのを目的にした店です。
チェーザレ・バッティスティ・シェフ
ガイア・トラサルディ
ガーナ料理のリチェッタなんて、初めて訳しましたよ。(日本語訳はCIR9月号P.6)。
もちろん、なんのことやらさっぱりでしたが、料理自体はカッサバ粉とブランテノ粉がベースのニョッキに似たお粥で、“フフ”という料理がベース。
フフ
このどこから見てもアフリカ的な料理をニョッキにして、イタリアンにしてしまうという、すごく柔軟な発想の1品。
ガーナのストリートフード
イタリア料理の可能性を強く感じる料理でした。最後はメキシコに戻って、ピエモンテ風タコス。最初に紹介したイタリア系メキシコ人は、メキシコ産コーンフラワーは、とうもろこしをアルカリ水で処理するニシュタマリゼーションで粉にしているので、加熱時間が短い、と、なんのこっちゃな解説がありました。
二シュタマリゼーション。メキシコ人が作るイタリア風タコスはピエモンテ牛の頬肉使用。さらにメキシコ産のニシュタマリゼーションしたコーンフラワーを使用。本格的すぎる。メキシコ料理、あなどれない。
頬肉のバローロのブラザート
世界の料理って、やっぱり面白い。食文化だけじゃなくて、その裏にある庶民の暮らしが見えてくる。
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