今日のリチェッタは、冷製パスタです。
パスタを冷たくして食べる習慣は、せいぜいパスタサラダ程度で、イタリアではあまり普及していないと感じていましたが、こんな記事を訳すのは初めてです。しかもリチェッタはどれも、素人の考えを軽く超える、本格的なパスタでした。
まず1品目は、“スパゲッティ・ローザとサーモンマリネ”。
スパゲッティ・ローザとは、バラ色のスパゲッティ。
バラ色というにはちょっとケバケバしい色です。この色は、あの野菜の色ですね。色の薄い料理を強烈なピンク色にしてしまう野菜で、イタリア料理では着色剤としてよく使います。
この動画では、ミキサーにかけたビーツにカブリーノを加えてソースにしています。(CIR)のリチェッタ(P.11)ではビーツと水をミキサーにかけて汁を集め、冷めたパスタと混ぜます。
写真で見ると、実物はこんなにケバくなくて、そうめんの中にあるピンクのそうめんのような可愛い色。
具はサーモンマリネとオカヒジキ。
オカヒジキことサリコルニアは緑色の植物。ビーツのピンクによく合います。こんな組み合わせ、どうやって考え出したのか。
ピンクパスタだって。
次のパスタ・フレッダは、“ポルケッタ、レーズン、フィノッキエットのペンノ―二”。
ポルケッタは、なぜかあまりに日本では広まってないけど、ポルケッタの本場として知られているのはラツィオのアリッチャAriccia。
イタリアでパルケッタのパニーノを食べると、みんなとりこになります。
ポルケッタはパニーノだけじゃなく、パスタの具にもなります。
ポルケッタのパニーノ。長いこと食べてないなあ。パスタ・フレッダは、想像以上に上級パスタでした。
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