2024年12月12日木曜日

冷製パスタ、パスタ・フレッダも本気で作るとこんなに本格的になる。

今日のリチェッタは、冷製パスタです。
パスタを冷たくして食べる習慣は、せいぜいパスタサラダ程度で、イタリアではあまり普及していないと感じていましたが、こんな記事を訳すのは初めてです。しかもリチェッタはどれも、素人の考えを軽く超える、本格的なパスタでした。
まず1品目は、“スパゲッティ・ローザとサーモンマリネ”。
スパゲッティ・ローザとは、バラ色のスパゲッティ。
バラ色というにはちょっとケバケバしい色です。この色は、あの野菜の色ですね。色の薄い料理を強烈なピンク色にしてしまう野菜で、イタリア料理では着色剤としてよく使います。
この動画では、ミキサーにかけたビーツにカブリーノを加えてソースにしています。(CIR)のリチェッタ(P.11)ではビーツと水をミキサーにかけて汁を集め、冷めたパスタと混ぜます。
写真で見ると、実物はこんなにケバくなくて、そうめんの中にあるピンクのそうめんのような可愛い色。
具はサーモンマリネとオカヒジキ。

オカヒジキことサリコルニアは緑色の植物。ビーツのピンクによく合います。こんな組み合わせ、どうやって考え出したのか。

ピンクパスタだって。


次のパスタ・フレッダは、“ポルケッタ、レーズン、フィノッキエットのペンノ―二”。

ポルケッタは、なぜかあまりに日本では広まってないけど、ポルケッタの本場として知られているのはラツィオのアリッチャAriccia。
イタリアでパルケッタのパニーノを食べると、みんなとりこになります。


ポルケッタはパニーノだけじゃなく、パスタの具にもなります。

ポルケッタのパニーノ。長いこと食べてないなあ。パスタ・フレッダは、想像以上に上級パスタでした。
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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
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