南イタリアではクリスマスの時期になると消費量が増えるウナギ。
中でもメスのウナギで長さ50㎝以上のものは一般に、カピトーネcapitoneと呼びます。
脂肪分がとても多い魚です。多いもので23%も脂質を含みます。
(CIR12月号P.10のリチェッタは)カピトーネのロースト。
南イタリアでは、ウナギをどんな料理にするのでしょうか。
ウナギのロースト。
コマッキオのウナギ漁
コマッキオの谷の女王と言われているのがウナギです。ウナギは淡水魚ですが、産卵は海でします。確か、採った後も長い時間生きているので流通が難しい鮮魚でも、各地に広まったと言われています。ウナギを女王と呼んだのはフェラーラの人たち。ウナギはフェラーラの大切な食材で、ズッパ、串焼き、網焼きなど16種類の方法で調理できると言っていました。中世には一晩で1.5トンも獲れたウナギですが、今では絶滅危惧種。
でも、ウナギの典型的な料理、ウナギのマリナータは、まだ生き残っています。
コマッキオのウナギのマリナータ
ウナギのグリルは想像ついても、マリネはさすがに想像できない。しかも瓶詰て・・・。
3~4ヵ月後に出来上がり、出荷されます。
コマッキオのクリスマスイブの料理。
ウナギのウミド
ヨーロッパウナギの放流
歴史のあるコマッキオには伝統的なウナギ料理が各種あります。
ウナギのマリナータの博物館もあります。ウナギのマリネだけでなく、アンチョビの缶詰も作ってます。
そういえば今では想像もできないけど、昔はスペイン産のウナギの稚魚のオイル漬けなんかが売られていました。ワインのお供にパンに添えていただくと、超美味しくて、毎日食べていたような・・・。
=====================================
(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』と『サーレ・エ・ペペ』という2冊のイタリア料理の月刊誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。料理雑誌も販売しています。
現在、2021年の号を販売中です。それ以前の号と、旧総合解説はシステムの変更のため販売を終了しました。
現在販売している(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)のバックナンバーは、2021年1~12月号です。
定期購読は2021年からできます。
古い雑誌や本は在庫を探しますのでご相談ください。
本以外のお問い合わせもどうぞ。
ご注文の場合は、こちらのフォームからお願いします。
■本や(CIR)の購入方法
お問い合わせはこちらからどうぞ。
(CIR12月号)は現在発売中です。
(下記のリンクがクリックできない時は左クリックして表示されたurlをクリックしてください)
=====================================
クレアパッソのブログは下記の3種類あります。
■ブログ『イタリア料理ほんやくざんまい』
■ブログ『イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』昔の「総合解説」はシステムの変更のため販売を終了しました。現在は(CIR)に名前を変更しました。
“ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”シリーズ
スローフードのスクオラ・ディ・クチーナシリーズ
『スーゴとソース』
『ハリーズ・バー』
[creapasso.comへ戻る(hpはシステムのトラブルで長期間更新していません、あしからず。最新情報はすべてブログでお知らせします]
====================================
0 件のコメント:
コメントを投稿