2022年6月21日火曜日

巨大タコはグリルしてバーベキューに、小さなタコはアッフォガートしてパスタに。その中間はルチア風。

今月の(CIR)の記事から、最後はタコです。
タコの様々な調理の仕方を紹介する記事です。
リチェッタは、グリル、オーブン焼き、ゆでてサラダ、赤ワイン煮を紹介しています。
タコはナポリの名物食材なので、このところ取り上げていたお題に沿って、今日取り上げるのはナポリのタコのパスタです。
タコと言えばアッフォガートですが、パスタの場合は小さなタコを使うので、大きなタコのアッフォガートとは違って、ソッフリットにします。

ナポリのタコは大きさによって料理も違います。

クチーナ・ディ・ナポリ

に載っているタコのパスタは、タコのアッフォガーティのスーゴのベルミチェッリVermicelli con sugo di polpi affogati。
1杯50~80gのタコを使います。

タコのアッフォガートのパスタ

材料/4人分
小ダコ・・1㎏
ホールトマト・・500g
にんにく、EVオリーブオイル
イタリアンパセリ、塩、唐辛子
リングイーネかスパゲッティ・・320g

・タコを下処理する。
・全部の材料(タコ1㎏につきトマトは400g)を鍋に入れてソッフリットにし(皮が取れる)、動画ではトマトを裏漉ししているが粗く切って加えてもよい。蓋をして水は加えずに弱火で45分煮る(トマトの缶に残った汁を水で溶いて加えたりしない)。
・パスタをゆでる。
・タコが煮上がったらにんにくを取り除いてイタリアンパセリのみじん切り、唐辛子(好みで)を加える。

もうちょっと大きな(500~700g)タコのアッラ・ルチアーナPolpo alla luciana。

・フライパンに油、潰したにんにく、唐辛子を熱し、にんにくに焼き色がついたらタコを入れてさっとソッフリットにする。
・白ワインをかけてアルコール分を飛ばし、裏返して水気を飛ばす。
・半分に切ったミニトマト、トマトのパッサータ、水少々を加え、蓋をずらしてのせて中~弱火で約40分煮る。
・煮上がる10分前にオリーブとケッパーを加える。
・塩味を整え、仕上げにイタリアンパセリのみじん切りを散らす。

(CIR)のリチェッタは、なすと一緒にグリルしたり、オーブンで焼いてポレンタを添えたり、じゃがいもと一緒に赤ワインで煮たりと、定番以外のなすのリチェッタを各種紹介しています。

巨大なタコのグリル。

さすがに司会者の手には負えなくて料理人登場。

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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)
Riso
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