今日のお題はアスパラガスです。イタリアにはどんなアスパラガスがあるのでしょうか。
アスパラガスはメソポタミア原産と考えられていますが、古代ローマではすでに人気があり、ビーナスに捧げられたりしていました。
まずはエミリア・ロマーニャのアルテドのアスパラガス、Asparagi di AltedoはIGP製品です。きのうのムール貝といい、エミリア・ロマーニャはマーレ・エ・モンティの産物に恵まれています。アルテドはボローニャ郊外の村。
ベネトのトレビーゾ県のチマドルモはホワイト・アスパラガスの産地。
『ピエトロ・パリージ』
結論、アスパラガスはイタリア中で様々な品種が栽培されていて、春を告げる食材として愛されています。緑、白、紫など、色も様々ですが、ワイルドアスパラガスやブルスカンドリルッポロ(ホップ)の芽などもあります。
ブルスカンドリ。
アスパラガス、グリーンピース、ズッキーニ、ズッキーニの花という、イタリアの春の典型的な野菜ばかりを詰めた定番イタリア料理です。
この本の特徴はトスカーナの食文化を詳しく語ることに中心を置いていて、リチェッタはなし、という徹底したもの。野菜のラザーニャは、美しくて特大の料理の写真はあるものの、リチェッタは、最初に野菜を炒め、最後の層にはパン粉とバターの小片を散らしてオーブンで美味しそうな焼き色がつくまで焼く。とだけ。
このラザーニャは、パスタもベシャメルも色が薄くてほぼクリーム色なのでアスパラガスの鮮やかな緑がとても目立つのが特徴。
春野菜のラザーニャ・ビアンカLASAGNA PRIMAVERA Lasagne Vegetariane alle Verdure
材料/
ズッキーニ・・2本
にんじん・・1本
グリーンピース(生か冷凍)・・100g
生パスタのラザーニャ・・250g
モッツァレラ・・250g
ベシャメル・・500ml
おろしチーズ・・30g
パン粉
水・・1/2カップ
玉ねぎ1/2個
オリーブオイル、塩
・ズッキーニを小さく切る。
・玉ねぎのみじん切りを油でソッフリットにし、にんじん、グリーンピース、ズッキーニ、塩を加える。水1/2カップをかけて15分煮る。
・オーブン皿にベシャメルを薄く敷き、ラザーニャ、ベシャメル、野菜、モッツァレラの小片、おろしチーズを交互に重ねる。表面にパン粉を散らし、180℃のコンベクションオーブンで28分グラティナーレする。
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イタリアの料理月刊誌の日本語解説『(CIRクチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)』
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『ピエトロ・パリージ』
/クオーコ・コンタディーノ』
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