リチェッタは(CIR)5月号P.2
フリットの聖地ナポリで24時間フリットだけを食べるという挑戦がブーム。
コイカは、calamaretti spillo、学名Alloteuthis media(アロテウス・メディア)という東大西洋と地中海の小型の極小サイズのイカ。ホテルイカよりさらに小さい印象。和名は不明です。
地中海ではおなじみのイカのようで、リチェッタにもたびたび登場します。
カラマレッティ・スピッロの下ごしらえ。
このリチェッタの面白いところは、フリットを紙を丸めたコーンに入れている点です。シーフードのフリットミストは、海辺の町の人気のストリートフード。
コーンに入れるのは揚げ物を歩きながら食べるために考え出されたイタリアならではのスタイルです。
動画と提携している本、『ストリート・フード・アッラ・イタリアーナ』
アドリア海沿岸の漁師町では、ストリートフードというより、船の上で食べる“ダ・バルカda barca”の料理。紙のコーン(cono di carta)に詰めるスタイルは、“ネル・カルトッチョnel cartaoccio”とも呼ばれます。漁の後に残った各種の小魚を揚げたフリットは、グラン・フリットと呼ばれた。
今回のリチェッタのフリットは、小イカのみのミニサイズのフリット。
グラン・フリットより気軽につまめる料理です。
グラン・フリットには野菜のフリットも加えました。
漁の後に網(パランツァ)に残った小魚のミックス、パランツァのフリットfrittura di paranzaはナポリの名物料理。
ストリートフードのフライドフィッシュは豪快。
こんな企画は消化器官が丈夫な若者じゃないとトライできない。若いって・・・。
ナポリのフリットは紙のコーンに入れて長い木串を刺してサーブされる。
リコッタクリームを詰めたパスクアのドルチェとして、サルデーニャのパルドゥラスとシチリアのカンノーリを紹介しましたが、ナポリのスフォリアテッラを忘れてました。
こんなに手が込んだ繊細なドルチェなのにストリートフードなんですね。
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