インパクトのあるこの名前は聞いたことあります。誕生日のドルチェの定番です。アブルッツォ以外でもイタリア各地で造られています。
シンプルで少ない材料でできて火も使わない、初心者でもできる家庭の手作りお菓子です。子どもたちに大人気の1品でした。
初心者向きの料理書と言えば、『マンマ・ミーア』チョコレートのサラミのリチェッタはもちろんありました。
地方料理のサラミ・ディ・チョッコラートを調べると、ピエモンテとシチリアにリチェッタがたくさん見つかります。
別名もあり、salame del papa, salame di turco, salame di vichingoサラメ・デル・パパ、サラメ・ディ・トゥルコ・サラメ・ディ・ビキンゴ、などと呼ばれています。
ランゲ地方ではこのドルチェにマルサラを添える習慣があったそうです。
なにやらシチリアの影響を感じますねえ。
今回のリチェッタの特徴は、ダークなチョコレートでなく、真っ白いホワイトチョコレートがベースなので、具のピスタチオやレッドカラントの色が鮮やかに映える、とても都会的な仕上がりになっています。
上の動画では、シチリアではブロンテのピスタチオ、ピエモンテではヘーゼルナッツ(ピエモンテ産)を加える、と言ってます。
ピエモンテのヘーゼルナッツ↓
最後にサラミとそっくりに縛ると一層完成度が上がります。
パンに乗せて食べるものとは知らなかった・・・。
シチリア風サラメ・ディ・チョッコラート(またはサラメ・ディ・トゥルコ)
それでは、『サーレ・エ・ぺぺ』2020年1月号から、ホワイト・チョコレートのサラミを訳してみます。
SALAME DI CIOCCOLATO BIANCOホワイトチョコレートのサラミ
材料/12人分
ホワイトチョコレート・・400g
干しあんず・・100g
刻みピスタチオ・・40g
ドライレッドカラント・・50g
ライスパフチョコ・・大さじ4
ショートブレッドタイプのバタービスケット・・4枚
・チョコレートを湯煎にかけて溶かす。
・干しあんずを小角切りにする。レッドカラントを崩す。ビスケットを崩してライスパフ、ピスタチオと一緒にチョコレートに加える。混ぜて固まりだすまで冷ます。
・オーブンシート4枚に4本の同じ長さの線を書き、混ぜたチョコを分けてのせてシートでサラミ型に包んで閉じる。冷蔵庫で固まるまで冷やし、冷蔵庫から出して最低3時間室温に置く。スライスしてサーブする。
ホワイトチョコレートにすると印象がガラッと変わる。ピスタチオはマストだが、その他、詰め物のドライフルーツの中に赤いものを加えられるかどうかもポイント。
ホワイトチョコレートのサラミ↓
=====================================
0 件のコメント:
コメントを投稿