クリスマスにクッキーですと。
うーん、これは今どきの若いお母さんやお父さんならすぐにピンとくるのかも知れないけど、昭和な世代には、謎です。
ひょっとして、クッキーにキリスト教的な何かがあるんですか?
wikiによると、クリスマスツリーにぶら下げるものとか、イブに子どもたちがサンタクロースのために用意するクッキーとミルクだとか、夢のあるかわいい話をしておきながら、でも、大抵の人は自分で食べます(!)、という現実に引き戻される悲しいオチまであります。
この人情の機微がずれてるコンピュータ感、いいですねえ。
というわけで、本場のイギリスやドイツでは、もみの木、トナカイ、雪だるま、星の形でアイシングで飾ったジンジャーブレッドが主体ですが、これらのプロテスタントの国のキリスト教とは厳密には違うイタリアのクリスマスでは、もっとイタリア的なビスケットが求められます。
というわけで『クチーナ・イタリアーナ誌』が考えたのが、イタリアのビスコッティというテーマ。
いい機会なので、イタリアの地方料理にはどんなクッキーがあるのか、見てみます。
地方料理感は皆無のクリスマスのジンジャークッキー↓
1品めはストレーザのマルゲリータ。
ストレーザとマッジョーレ湖↓
マルゲリータは、ピッツァのマルゲリータでその名を知られるイタリアの王妃。
夫はイタリアの2代目国王で、ヨーロッパの社交界の真っ只中にいた人物。
マルゲリータ王妃↓
このビスコッティは、ストレーザのカフェ・ボロニャーロの店主のパスティッチェーレが、マルゲリータの最初の聖体拝領の記念に考え出したもの。
カフェ・ボロニャーノの動画はこんなのが見つかりました↓-------------------------------------------------------
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