プローボラのお題、続けます。
プローボラには様々な種類があります。
(CIR)に訳を載せたリチェッタは、まず、ネラノ風スパゲッティ(CIRP.36)。
ネラノの星付きレストラン、タベルナ・デル・カピタノのアルフォンソ・カプートシェフのネラノ風スパゲッティ↓
リチェッタではチーズは、おろしたプローボラ30g(大さじ3強)と(または)カチョカバッロ30g、おろしたペコリーノ大さじ1。
ネラノ風に欠かせないプローボラは、ソレント半島のネラノで造られているプローボラ、プロボローネ・デル・モナコ。
次のリチェッタはプローボラのフリットのオレンジのジャム添え(CIRP.37)。
プローボラはプローボラ・イブレア。
シチリアの歴史の古いチーズ。ラグーザの代表的な牛、モディカ種のミルク100%のチーズ。
モディカ種の牛↓
ハーブの香りの甘くてデリケートなミルクが特徴。
カチョカバッロ・ラグザノにも使われている。
ラグザノ↓
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ブローボラのフリットは、プローボラの小角切りに、パンや小麦粉の生地の衣をつけて揚げ、ビターオレンジのジャムをのせてローズマリーのみじん切りを散らす、というもの。
シチリア料理のミニシリーズ、“ブランカート・クチーナ・シチリアーナ”の『シチリア・イン・ターヴォラ』には、カチョカバッロが入るラグーザの料理がありました。
スカッチャ・ラグザナscaccia ragusanaという料理です。
ラグーザのパン屋のスカッチャ↓
各種の具が入るピッツァのようなパン。
材料/4人分
《生地》
セモリナ粉・・1kg
重曹・・小さじ1
EVオリーブオイル・・デミカップ1杯
生イースト・・50g、塩
《詰め物》
新プチオニオン・・小2個
リコッタ・・400g
卵・・1個
おろしたカチョカバッロ・・100g
塩、こしょう
・イーストと塩をぬるま湯1/2カップで溶く。
・小麦粉をフォンタナに盛り、溶いたイーストを加えてよくこねる。
・丸めて打ち粉をし、布巾に包んで1時間発酵させる。
・生地をガス抜きして重曹と油を加え、混ぜ込む。
・生地を少量ずつ丸めて薄く伸ばす。
・リコッタ、薄く切った小玉ねぎ、溶いた卵、チーズを混ぜる。
・これを生地にのせて巻き、端を閉じる。油を塗った手にのせ、高温のオーブンで25分焼く。
「総合解説」
『シチリア・イン・ターヴォラ』『クチーナ・シチリアーナ』[creapasso.comへ戻る]
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