今月の(CIR)から2つめの記事は、バーリのグルメガイド(P.21)です。
初めてプーリアに足を踏み入れた時は、プーリアの知識は皆無。
有名なガイドブックで名物料理をちゃちゃっとチェックした程度。
オレッキエッテ以外、今月の(CIR)に書かれているようなことは、まったく知りませんでした。
でも、人の温かさと料理の美味しさで、たちまち夢中になりました。
今でも、大好きなイタリアの街です。
バーリ・ベッキア↓
記事によると、バーリは20年前まではとても美しい街と呼ばれていたそうです。
でも、観光客は軽犯罪を恐れてサン・ニコラ教会までしか行かないで戻ってくる。
確かに、旧市街をぶらつく時は、ちょっと緊張感があったかも。
サン・ニコラ教会ののどかでおごそかな南国風の雰囲気は、今でも覚えています。
道端でオレッキエッテを作っているこのあたりの風景は、人気の観光スポット。
とにかく、プーリアに行く人観光客すべてがオレッキエッテ作りを見たがるので、当時はちょっとビジネスの香りが・・・。
でも、プーリアの人たちの裏表のない底抜けの人懐っこさを知ると、これが普通なんだと分かります。
サン・ニコラ教会から旧市街をちょっと歩いただけで、シニョーラから小学生まで、様々なバーリ人に声をかけられて、膨大なカルチャーショックに襲われて、これが南イタリアかと、感動しました。
記事の中でバーリを2つに分けている路、と呼ばれているのが、ヴィットリオ・エマヌエーレ通りです。通りの片側は、大きくて真っ直ぐな通りに整然と区切られたムラット地区。
そして対象的な旧市街↓人気のストリートフードのスガリオッツェを揚げている姿がちょっと映ってました。細くて入り組んだ路地が張り巡らされた地区。
旧市街はビザンツ時代(東ローマ時代)にできた地区。もう一方のムラット地区は、フランス人のムラットがナポリ王だった地代に造られた地区。
旧市街のズガリオッツェsgagliozze。
当然ながら、当時の私は旧市街も、ズガリオッツェのことも知らなかったので、食べなかったなあ。残念。
ストリートフードのお勧め本、『ストリート・フード・アッラ・イタリアーナ』 によると、ポレンタは元々、東北イタリアの庶民の食べ物だが、揚げ物の伝統があるナポリやプーリアのフォッジャなど南イタリア各地にも広まった。
フォッジャでは残り物という意味が語源でスカリオッツェscagliozzeと呼ばれる。
旧「総合解説」新(CIR)
[creapasso.comへ戻る]
お問い合わせ
=====================================
=====================================
0 件のコメント:
コメントを投稿