2020年9月19日土曜日

アンチエイジング効果があるエトナ山のうちわさぼてんの実、フィーコディンディア。サボテンの地ビールまである。

エトナのザクロを取り上げたら、もう一つのアンチエイジング効果が期待できる食材、
フィーゴディンディアの話もしとかないと。
エトナ山の麓の西から南にかけて栽培されているウチワサボテンです。
サラセン人がシチリアに伝えて、痩せこけた土地でも、石が多くて太陽が照りつける土地でも、自然と根付き、無農薬で育ち、腎臓や肝臓の働きを助け、新地代謝をよくし、強い酸化防止効果があり、パレルモ大学の研究によると、毎日500gを15日間食べ続けたらストレスが大幅に減少したという、夢のような食べ物です。
赤いサングイーネ(はっきりした味で種が多い)、黄色いスルフィリーナ(もっとも数が多く、締まった実で風味が良い)、白いムスカレッダ(甘くてデリケートな味)の3色があります。
最初の旬は8月始めから11月始め。2回花がつきます。1個100~160g、糖度は13度以上。
皮も食べられます。

下ごしらえ。
水に約1時間さらして皮をむく。

太い棘だけでなく、目に見えない産毛も棘なので、素手で触りまくると後で手が1日中チクチクする。
種はシチリアの人は慣れてるから全部食べちゃうんだって、すごい数なのでスイカみたいに1個ずつ吹き出すのは無理。都会っ子用に解説しとくと、種の行く末の心配はご無用。
サボテンの皮は家畜の餌に。
サボテンの皮で育った豚肉なんて、アンチイジングが期待できそう。


サボテンから造ったシチリアの地ビールも登場。

造ったのはシチリアの古代小麦を使ったクラフトビールメーカー、イリアス。



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